「福田雄一×井上芳雄『グリーン&ブラックス』」第67回の「夢のミュージカル講座『シークレット・ゼミ』」に
「夢のミュージカル講座『シークレット・ゼミ』“16歳役の極意”」と題された今回は、劇団☆新感 SHINKANSEN☆RX「SHIROH」でのシロー、「銀河鉄道999 THE MUSICAL」での星野鉄郎、ミュージカル「ジャージー・ボーイズ」でのフランキー・ヴァリ、そして来年1月に上演されるミュージカル「チェーザレ 破壊の創造者」でのチェーザレ・ボルジアなど、数々の作品で“16歳”の役を演じる中川が、“16歳を演じるための極意”を伝授する。
中川は「ジャージー・ボーイズ」を例に取り、実演を交えて講義。“16歳”の役を演じてきた中川の、真っすぐでピュアな表現力の源泉が明かされる。また、同作でトミー・デヴィート役を演じる
さらに、ミュージックショーコーナーに出演する井上と
井上芳雄コメント
アッキー(中川晃教)は素晴らしいシンガーであると同時に、ずっといろんな役を演じて来て、その中でも16歳の役も多く演じてきたということで今回、講師になってもらいました。16歳と限定されると難しいもんだな~と思いましたね。アッキーの言うように「気持ちから作っていく」こともよくわかったけれど、とはいえ! 身体は40代だし(笑)。でもすごく奥深いテーマでもありますよね。これは16歳に限らず、何かを演じるという話に繋がっていくことだから。どんな役でも、自分と距離があればあるほど、突き詰めていかなきゃいけないところだな……ということをあらためて思いました。アッキーの役に対する思いを聞けるのは、すごく貴重なんじゃないかなって思いますので、ぜひお見逃しなく!
ミュージックショーコーナー「Something More」(ミュージカル「ルドルフ ザ・ラスト・キス」より)への思い
「ルドルフ ザ・ラスト・キス」は、「またやってほしい」という声をよくいただく作品ですが、ルドルフは30歳で亡くなっているので、新キャストで30歳前半くらいの役者さんが演じたらいいんじゃないかなと。でも今回の晴香ちゃんとのデュエットは、二人の身長のバランスとか、自分で言うのもナンですが(笑) 並びの絵がなかなかいいな~なんて思いましたね。晴香ちゃんは、少女なのか大人なのかわからない、そんな魅力のある人だなと思っていて、マリーもそういう役なので、ぴったりだなと。ぜひそこを注目していただきたいですし、僕もかつて演じた役なので、こうして映像に残ることは嬉しいですね。ご期待ください!
中川晃教コメント
まさか自分が講師をやる日が来るとは思いませんでした(笑)。16歳を演じるうえで自分が大事にしていることは何か、その要点をこの極意のコーナーで“声と動き”に集約できたことは、僕自身も良かったなと。ヨッシー(井上芳雄)がそれを体現してくれたのを見た時に、これだけの情報でどうしてあんなにすぐ出来るの!?と驚いて。やっぱりヨッシーはすごい、特別な人だなと思いましたね。俳優間で「極意を伝授する」なんて普通はタブーですよね。稽古場で見て盗むものであって。それを僕たちが体現することで、視聴者の皆さんに「こうやって作るんだ」とか「この人がやると、こんなふうになるんだ」って発見していただけたら、そしてまた新たな視点で舞台を観に来ていただけたら嬉しいですね。
藤岡正明コメント
1週間ほど前にアッキーに「これ、どうしても相手がいないと出来ないから」って言われて、今回助っ人で来たんですが、今日初めてどこのシーンをやるのかを知り、このために俺、来たんだ……と思ました(笑)。でもアッキーの役に対する思いを聞いて、アイツらしいなーっていうのと同時に、面倒臭いヤツと友達になったもんだなと思いましたね(笑)。“16歳役の極意”なんてテーマ、俳優は恥ずかしい思いをするに決まってます。なぜなら、誰にも見られていないところで、俳優はこういう稽古をやっている……というのが垣間見えると思うので。鏡を見ながら「ふざけんなよ!」とか怒る稽古を誰かに見られた日にはもう生きていけないと思いながら50パターンくらいやってるんです。そんな恥ずかしい部分も含めて楽しんで観ていただきたいですね。
廣瀬友祐コメント
今回、極意のコーナーに初めて参加させていただきました。最初は芳雄さんや、経験者である達成さんにゆだねていようーと思ったら、皆も探っている感じが伝わって来て(笑)。探り探り、皆さんに甘えながらやらせてもらって楽しかったです。中川さんも藤岡さんも栗原さんも“初めまして”だったので、そんなリアルな人見知りの空気感が出ているところも楽しんでいただけたらと思います(笑)。本当に貴重な経験が出来たので、また機会があればぜひ参加したいと思います。
木村達成コメント
極意のコーナーは、どこまで真面目にやるか、どこまでふざけるかの配分が難しいです(笑)。今回はわりとふざけることなくやれたんじゃないかなと。“16歳役の極意”は難しかったですねー。経験しているはずの年齢なのに……。感覚的に、これまでの「グリブラ」の収録の中で一番長く感じた時間でした。共感性羞恥と言いますか、誰かがやるのを見ていて恥ずかしくなる、そんな気持ちがずっと続いた時間でしたね。そんな僕たちを見て、視聴者の皆さんも恥ずかしく感じていただけたらいいなと思います(笑)。
栗原沙也加コメント
こんなそうそうたる方々とご一緒出来て光栄でしたし、この収録の後ちょうど中川さんと藤岡さんが出られる「ジャージー・ボーイズ」を観に行くので、すごく楽しみです(笑)。役作りの裏側みたいなことって、演劇ファンの方なら結構気になるんじゃないかなと。「こんなことを考えながら芝居をしているんだ!」という中川さんの凄さを、ゆる~い感じのコーナーで(笑)、楽しんでいただけたらなと思います。
木下晴香コメント
ミュージックショーコーナー「Something More」(ミュージカル「ルドルフ ザ・ラスト・キス」より)への思い
今まで、演じた役以外の曲を歌った経験がそれほどなく、しかも本物のルドルフとご一緒出来るなんて……!と緊張しましたが、精一杯歌いました。すごく楽しかったです。芳雄さんとは、以前舞台でご一緒させていただいた時はデュエットはなかったんですよね。とても歩み寄った歌い方をしてくださるな、と感じました。私自身は残念ながら「ルドルフ ザ・ラスト・キス」を観たことがないんですけど、とても人気がある、よく耳にしていた曲だったので、今回芳雄さんと一緒に歌わせてもらえて本当に嬉しかったです。ぜひご覧ください!
加藤和樹コメント
ミュージックショーコーナー「二人の男」(ミュージカル「マタ・ハリ」より)への思い
僕は「マタ・ハリ」の初演ではアルマンとラドゥーの二役を、再演ではラドゥーを万里生さんとWキャストで演じたんですが、今回の「グリブラ」でようやく万里生ラドゥーを体感することが出来ました。いやあ~ビックリしましたね。背後からものすごい圧を感じて……! すごく見てるんだろうなーって(笑)。一緒に歌えて本当によかったです。このデュエットで「マタ・ハリ」の世界観を体感してもらえたら嬉しいですね。万里生さんが言うように、他の人が歌うところもぜひ観てみたい! そんなカッコいい曲です。
田代万里生コメント
ミュージックショーコーナー「二人の男」(ミュージカル「マタ・ハリ」より)への思い
劇中ではいろいろやりとりがあってからこの曲を歌うのですが、今回の場合、最初から一個タガを外した状態で歌い出すか、それとも曲の中で徐々に外れていくか、どこをスイッチにしようかなーと考えましたね。この曲だけで「マタ・ハリ」の世界観を感じてもらうにはどうすればいいかなと。今回は、和樹くんのアルマンがとにかく可愛いー! 震えている感じが可愛いー(笑)。また、和樹くんのラドゥーもすごくカッコいいんですよ。次はシュガー(佐藤隆紀(LE VELVETS)。「マタ・ハリ」初演でラドゥーを演じた)も一緒に“三人の男”でラドゥーのソロを歌うとか、どうでしょう? この曲、男性同士のデュエットが少ないなかで、王道の「闇が広がる」(ミュージカル「エリザベート」より)に肩を並べる、もしくは超えるんじゃないかってくらいの名曲だと思いますね。ぜひ注目してほしいし、僕ら以外にも、いろんな人に歌ってほしいと思います。
WOWOWプライム・WOWOWオンデマンド WOWOWオリジナルミュージカルコメディ「福田雄一×井上芳雄『グリーン&ブラックス』#67」
2022年10月28日(金)22:00~
ミュージカル講座「シークレット・ゼミ」“16歳役の極意”
出演:
ミュージックショーコーナー
井上芳雄×
WOWOWオンデマンド「グリーン&ブラックス 居残りゼミ」配信
2022年10月28日(金)22:00~
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中川晃教 @nakagawa1982aki
WOWOWグリーン&ブラックスにて特別講師になりました👨🏫
前回稽古場レポートをして頂きましたが今回はヨッシーと久々対面!
藤岡助手と共にビシバシ指導してきました☝️(面倒な友達じゃないですっ🤨)
10/28(金)22時〜お楽しみに!
チームGREEN BLACK ってグリブラ由来…🤔?
https://t.co/GiOWZ8sDS5