舞台「青の炎」の公開稽古が、昨日10月19日に行われた。
「青の炎」は、
秀一役の
また秀一に思いを寄せる福原紀子役の
公演は10月28日から11月6日まで東京・こくみん共済 coop ホール / スペース・ゼロにて。なお11月1日18:30開演回と4日18:30開演回ではアフタートークが行われるほか、3日の昼夜公演で配信が行われる。
北村諒コメント
あら通しを終えて、この作品のもともと持っている緊張感にプラスして、上演中に一切役者が袖にはけないという演出方法も加わり、実際に劇場でも「お客様を巻き込んでの緊張感」をすごく体感できる作品になるんじゃないかと改めて思いました。我々一同、この緊張感を大切にして本番に臨みたいと思います。
飯窪春菜コメント
この「青の炎」が20年前に映画化されていて、もっと前に小説が出版されていて。私はもともと小説と貴志祐介先生の大ファンだったので今回この作品に携わることが出来て、個人的にとてもうれしく思っています。
そんな大好きな作品を温かいカンパニーの皆さんと演じられることも嬉しいですし、観に来てくださったお客様にもカンパニーの団結力が伝わればいいなと思います。
田中涼星コメント
稽古場でも感じてはいるんですけど、本番になったらより一層、舞台上に漂う空気というか、この作品の持っている異質なものを、お客様にも肌で感じていただくことができると思います。舞台上で演じている僕たちと共にその異質な空気感を感じながら作品を楽しんでいただけるように、精一杯がんばりたいと思います。
松永有紗コメント
「青の炎」を舞台化すると聞いたとき、小説をもともと読んでいたのでこの話をどうやって舞台化するんだろうと思っていましたが、いざ稽古場で演出がついて、みんなで一緒に作品を創っていく中で今まで自分も挑戦したことのない演出だったり、見たことのない演出だったりすることがすごくたくさんあるので、自分で演じていても「いつ息を吸って良いんだろう」と思ってしまうくらい緊張感のある2時間弱だと思います。
作品中ずっと緊張感はあるんですけど、それもこの作品の良さだと思いますので精一杯皆様に届けられるよう、本番に向けてまだまだ頑張っていきたいと思います。
田中良子コメント
これは多分、絶対に舞台にしかできない「青の炎」だと思うんです。
だから、実際に体感していただいて。目を逸らさないで見つめていただけるといいなと、あら通しを経て、心から思いました。
村田洋二郎コメント
この物語、今日あら通しをやってみて、非常に危険だなと思いました。
それはなぜかというと、本当に素晴らしい作品なるか、駄作になるかの二択をはらんでいるなと感じたからです。他の方のコメントにもあるように、「緊張感」というものがとにかく強く、この物語はエンターテイメントという部分とはかけ離れたところにあると思っています。殺陣やダンスなんて無いですし、派手なことは一つもないんですけど、ただ一本だけぴんと張られた糸がずっとこの物語が終わるまで続くという作品。この糸が緩んだ瞬間に、この作品は駄作になると思っています。
だから我々もその「緊張感」をもって、作品を終えたときにお客様がどんな表情で帰られるのか、どういう世界を見ていただけるのかというのを考えながら、頑張っていきたいと思います!
荒木健太朗コメント
あら通しを終えてみてずっと針の穴に糸を通しているような感覚で演者たちが秀一(主人公)を見ている傍観者として、そして演者として舞台に立っているんですけど、きっとお客様も僕らと同じような張り詰めた空気で舞台上を見ながら、秀一とこの物語を読んでいる感覚になると思います。原作の小説を1ページ1ページめくるように、この作品は舞台を囲んでいるお客様と、その中心にいる僕たちとが一つになっていくように作り上げると、きっと素晴らしい作品になるのではないかと思います。頑張ります!
舞台「青の炎」
2022年10月28日(金)~11月6日(日)
東京都 こくみん共済 coop ホール / スペース・ゼロ
原作:
脚本:月森葵
演出:
出演
櫛森秀一:
福原紀子:
石岡拓也:
櫛森遥香:
櫛森友子:
曾根隆司:
山本英司:
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