「アンナ・カレーニナ」2年越しの上演決定、宮沢りえ「温めた分だけ熱量の高い舞台に」

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宮沢りえが主演する、COCOON PRODUCTION2023 DISCOVER WORLD THEATRE vol.13「アンナ・カレーニナ」が来年2月から3月にかけて東京・大阪で上演される。

COCOON PRODUCTION2023 DISCOVER WORLD THEATRE vol.13「アンナ・カレーニナ」出演者

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COCOON PRODUCTION2023 DISCOVER WORLD THEATRE vol.13「アンナ・カレーニナ」メインビジュアル

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「アンナ・カレーニナ」はロシアの文豪トルストイの長編小説。19世紀後半のロシアを舞台に、著名な政府高官のカレーニン、その妻で社交界の華であるアンナ・カレーニナ、そして若き青年将校ヴロンスキー伯爵を軸に、貴族社会の人間模様を描く。今回の上演版では、シアターコクーンで「欲望という名の電車」「罪と罰」「夜への長い旅路」などを手がけたフィリップ・ブリーンが演出を担当。アンナ・カレーニナ役を宮沢が務める。なお本公演は、2020年に上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響により中止となっていた。

上演に向けて宮沢は「自分にとって思い入れが深いシアターコクーンの改装前というタイミングで、このように大きな作品に出演できることを感慨深く思っています」と喜びを述べ、「一度は中止になってしまった公演ですが、温めた分だけ熱量の高い舞台にしたいと思っていますので、楽しみにしていてください」と意気込みを語った。そのほかの出演者には、恋には不器用だが真実の愛を手に入れるコンスタンチン・リョーヴィン役に浅香航大、若き美青年将校アレクセイ・ヴロンスキー役に渡邊圭祐、リョーヴィンの求婚に応えるドリーの妹カテリーナ・シチェルバツカヤ(キティ)役に土居志央梨、オブロンスキーの妻ダリヤ・オブロンスカヤ(ドリー)役に大空ゆうひ、ドリーとキティの母親シチェルバツカ侯爵夫人に梅沢昌代、アンナの兄ステパン・オブロンスキー役に梶原善、アンナの夫アレクセイ・カレーニン役に小日向文世が名を連ねた。公演は2月24日から3月19日まで東京・Bunkamura シアターコクーン、3月25日から27日まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて。東京公演のチケットは1月22日10:00に販売スタート。

宮沢りえコメント

自分にとって思い入れが深いシアターコクーンの改装前というタイミングで、このように大きな作品に出演できることを感慨深く思っています。演出のフィリップさんは役者に寄り添い、役を深く掘り下げてくださると色々な方から伺っているので、ご一緒するのが楽しみです。アンナは本能に従って突き進む強さと、自分にブレーキをかけて葛藤する弱さと、二面性を感じる女性。愛を掴もうとして全てが手のひらから抜けていくラストは読んでいても胸が苦しくなります。ジェットコースターのように激しい彼女の人生を演じるプレッシャーはとても大きいですが、フィリップさんと心強い共演者の方たちと一緒に、テキストからじっくり取り組む稽古を心待ちにしています。一度は中止になってしまった公演ですが、温めた分だけ熱量の高い舞台にしたいと思っていますので、楽しみにしていてください。

浅香航大コメント

30歳を機に新しい挑戦をしたいと思っていた時に今回のお話をいただきました。舞台は約8年ぶりで不安や恐れもありますが、それを上回る期待や喜びが漲っています。フィリップさんが演出された「罪と罰」を拝見して作り込まれた世界観に感動しました。出演された皆さんが顔を輝かせてフィリップさんへの信頼を語っていて、自分もこの出会いが素晴らしい経験と財産になることを心から望んでいます。リョーヴィンは少しマイティ・ソー(マーベル作品のヒーロー)っぽいと言いますか、体が大きくて大雑把で、何でも素直に反応する男。純粋な犬みたいで何だか可愛いんです(笑)。19世紀ロシアの貴族の話ですが、登場人物は親近感を覚えるキャラクターばかり。その中で担う役割を考え、楽しんで演じられたらと思います。今の自分が持てる力を全て出して最大限の努力をしていきたいです。

渡邊圭祐コメント

二度目の舞台をこのような錚々たるキャスト、スタッフの皆様とご一緒できることを非常に嬉しく思っております。また、アンナ・カレーニナというトルストイ不朽の名作に参加できることにワクワクしております。破滅と純愛の対照的な人間関係が描かれる今作で、しっかりとその破滅の歯車として、楽しんでヴロンスキーを生きたいと思います。役者としての礎となる経験を積むことができるよう、そして真っ直ぐな愛をアンナに注ぐ青年ヴロンスキーを若々しい情熱を持って演じられるよう、尽力したいと思います。

小日向文世コメント

この企画を聞いた時、まず宮沢りえさんが演じるアンナ・カレーニナを見てみたいと思いました。僕としては宮沢さんとは今まで舞台ではご一緒したことがなかったですし、この機会を逃すと夫婦役はもうないだろうと。浮気をされる旦那の役ですが、現実的に考えるとカレーニンの立場は辛いですね。年の離れた奥さんの周りに若くてスタイリッシュなイケメンがいれば、気持ちが動いても仕方ないですよね。カレーニンは精神的にものすごく苦悩する中でも、アンナを突き放さずに待ち続けるんです。男からすると応援したくなりますね。男女間の理は今も昔も変わらないんじゃないかな。芝居の中で、宮沢さんが心は別の男の方へ行っている顔で僕を見つめるのかと思うと、虚しいですけど(笑)。演出家が満足できる形で、なおかつ自分も納得できるものに出来たらと思います。

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COCOON PRODUCTION2023 DISCOVER WORLD THEATRE vol.13「アンナ・カレーニナ」

2023年2月24日(金)~3月19日(日)
東京都 Bunkamura シアターコクーン

2023年3月25日(土)~27日(月)
大阪府 森ノ宮ピロティホール

原作:レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ
上演台本・演出:フィリップ・ブリーン
翻訳:木内宏昌
出演:宮沢りえ浅香航大渡邊圭祐土居志央梨 / 西尾まり菅原永二深見由真金子岳憲 / 井上夏葉、高間智子、片岡正二郎真那胡敬二 / 大空ゆうひ梅沢昌代梶原善小日向文世 ほか

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#大空ゆうひ さん出演作品です!

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