「レオポルトシュタット」開幕、演出・小川絵梨子は“「今」についての物語”と語る

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新国立劇場 開場25周年記念公演「レオポルトシュタット」が本日10月15日に東京・新国立劇場 中劇場で開幕する。

新国立劇場 開場25周年記念公演「レオポルトシュタット」より。(撮影:宮川舞子)

新国立劇場 開場25周年記念公演「レオポルトシュタット」より。(撮影:宮川舞子)

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「レオポルトシュタット」はイギリスの劇作家トム・ストッパードの最新作。本作では戦争、革命、貧困、ナチスの支配、ホロコーストに直面した20世紀前半のオーストリアに生きたユダヤ人一族が描かれる。

上演に際し、演出を手がける新国立劇場の演劇芸術監督・小川絵梨子は「無事、開幕を迎えることができたことを大変に嬉しく思っております。この作品は、20世紀の幕開けから第二次世界大戦後までを舞台にしています。しかし、決して過去や歴史だけでなく、『今』についての物語だと思っております。『今』は常に過去や歴史と地続きであり、私たちの人生も歴史の一部として存在しています。現代でも繰り返し起き続ける凄惨で不合理な出来事も、遠くにあるものではなく、私たちの一部と言えるのだと思います。本作を楽しんでいただけましたら幸いです」とコメント。

出演者の浜中文一は「差別や迫害、戦争、貧困の時代といった重いテーマもありますが、あくまで家族の物語です。家族とジョークを言い合うなど楽しい時間もあります。家族のつながりや次の世代へのバトンタッチなど、お客様がいろんな視点から何かを感じ取っていただける作品になっていると思います。ぜひ観に来ていただけると嬉しいです」と語った。

公演は10月31日まで。

なおステージナタリーでは本作について、翻訳を手がけた広田敦郎と小川の対談を掲載している。

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新国立劇場 開場25周年記念公演「レオポルトシュタット」

2022年10月14日(金)~31日(月)
東京都 新国立劇場 中劇場

作:トム・ストッパード
翻訳:広田敦郎
演出:小川絵梨子
出演:浜中文一音月桂村川絵梨土屋佑壱岡本玲浅野令子木村了那須佐代子 / 泉関奈津子、内田健介太田緑ロランス、椎名一浩、椙山さと美鈴木勝大鈴木将一朗瀬戸カトリーヌ田中亨野口卓磨松本亮万里紗、八頭司悠友 / 伊奈聖嵐、久住星空、高橋菜々音、塚越一花、寺戸花、根本葵空、前田武蔵、三田一颯

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椎名一浩 Kazuhiro Bedico Shiina @Salamatbuhay

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