エン*ゲキシリーズ#06 即興音楽舞踏劇「砂の城」の取材会が昨日9月30日に大阪で行われ、作・演出の
エン*ゲキシリーズは池田純矢が脚本・演出を務め、“演劇とは娯楽であるべきだ”を掲げてエンタテインメント作品を上演する企画。第6弾となる今回は、“即興音楽舞踏劇”を冠した「砂の城」が披露される。
池田は「ジャニーズ事務所に入りたかったよー! 池田純矢です」と場を和ませつつ、“即興音楽舞踏劇”について「演劇の手法として新しいジャンルで勝負しようという作品です。即興で歌い踊るので、1秒後にはその動きはなくなる。舞台のはかなさ、美しさ、粋を極めます。昼公演と夜公演でガラッと変わりますし、全33公演で33通りのストーリーがあります」「今回は歌の旋律を作っていません。テンポも流動的で、ピアノの生演奏が歌に合わせる場合もあるし、逆もあります。それを実現可能にするシステムを考えました」とコメントした。
物語の内容について池田は「物語は、小高い丘にある1本の大木の下に、主人公のテオの亡骸あるところから始まります。テオが自ら命を絶つまでに彼がどう生きたかを描きます」と説明。池田は2年半ほど前にターニングポイントだと感じる経験をしたと言い、「歴戦の先輩方に並びたい……じゃなくて超えたい。今自分が世界一になれることは、自分の感情しかない。自分のすべてをオブラートに包まず、ありのまま、苦しみも喜びも、本当の感情で描きたいと思いました。過去の自分と決別し、許し、新たな第一歩となる作品にしたいと思っています」と意気込みを語る。
池田とプライベートでも交流がある中山は「センシティブな問題やセクシャルな部分など、今までの池田純矢作品とは違った部分を描いています」と話し、池田について「稽古場にいても、演出家や作家、俳優などいろいろな顔があります。全然違う脳の働きを使い分けながら作品にアプローチするので、やっぱり『才能やな』と思いますね。彼はプレイヤーでもあるので、俳優の気持ちもわかるからこその間の取り方、言葉の選び方をしてくれていると感じます」と厚い信頼を寄せた。
池田は「優馬の素顔を知っているからこそ、ほかの演出家では拾えない部分もキャッチできるのが、僕の演出家としての強み。突飛なことを言っても、優馬はまず『はい』と言ってやってくれる。すごくありがたいし、その上でセンスが光っています。こんなに良い俳優はなかなかいない」と中山を称賛。中山が「演出を受けているときは、キャストと演出家という立ち位置で(池田と)接しています。純矢くんは出演者でもあるので、誰よりも悩んでます(笑)」と明かすと、池田は「誰も僕を演出してくれないから難しい。相談乗ってよ、役者として!」と中山にリクエスト。中山は「1人で悩んでください!」とあっさり返して記者たちを笑わせた。
公演は10月15日から30日まで東京・紀伊國屋ホール、11月3日から13日まで大阪・ABCホールにて。
エン*ゲキシリーズ#06 即興音楽舞踏劇「砂の城」
2022年10月15日(土)~30日(日)
東京都 紀伊國屋ホール
2022年11月3日(木・祝)~13日(日)
大阪府 ABCホール
作・演出:
出演:
ピアノ演奏:ハラヨシヒロ
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エン*ゲキ第6弾、即興音楽舞踏劇「 #砂の城 」 #中山優馬 が池田純矢に信頼寄せる「才能やな」 - ステージナタリー
エン*ゲキシリーズ#06 即興音楽舞踏劇「砂の城」
10/15㈯-30㈰
東京都 紀伊國屋ホール
11/3㈭-13㈰
大阪府 ABCホール
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