Raise everybody up!小池徹平・城田優ら出演のミュージカル「キンキーブーツ」開幕

7

1464

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 296 1115
  • 53 シェア

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」が、本日10月1日に東京・東急シアターオーブで開幕。これに先駆け昨日9月30日にゲネプロが行われた。

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」ゲネプロの様子。

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」ゲネプロの様子。

大きなサイズで見る(全17件)

本作は2005年に公開されたイギリス映画「キンキーブーツ」を、ハーヴェイ・ファイアスタインの脚本、シンディ・ローパーの作詞・音楽、ジェリー・ミッチェルの演出・振付でミュージカルしたもの。日本では2016年に初演、2019年に再演された。日本版では上演台本と演出協力を岸谷五朗、訳詞を森雪之丞が担当。今回の上演版の出演者には、過去公演から続投となるチャーリー役の小池徹平、ローレン役のソニン、ニコラ役の玉置成実、ドン役の勝矢、ジョージ役のひのあらたに加え、ローラ役で初参加する城田優が名を連ねた。

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」ゲネプロの様子。

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」ゲネプロの様子。[拡大]

劇中では、靴工場の跡継ぎ息子チャーリーと、彼がロンドンで偶然出会ったドラァグクイーンのローラを中心とした物語が展開。チャーリーは父の意向に反してフィアンセのニコラとロンドンで生活する道を選ぶが、その矢先に父が急死して工場を継ぐことに。工場が倒産寸前だと知ったチャーリーは途方に暮れるが、従業員のローレンに「新しい市場を開発するべき」と発破をかけられる。ローラにヒントを得て、チャーリーはドラァグクイーンのためのブーツ“キンキーブーツ”を作ろうとし……。

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」ゲネプロの様子。

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」ゲネプロの様子。[拡大]

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」ゲネプロの様子。

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」ゲネプロの様子。[拡大]

イギリスの保守的な田舎町で育ったチャーリーは初め、派手な服装でパフォーマンスするローラに驚く。しかし「息子として父の期待に応えられなかった」という共通点を発見したことで、2人は心を通わせるようになる。

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」ゲネプロの様子。

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」ゲネプロの様子。[拡大]

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」ゲネプロの様子。

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」ゲネプロの様子。[拡大]

小池は緩急の付いた演技で、ローラや靴工場の従業員たちと軽快なやり取りを展開。また理想と現実の間で空回りするチャーリーの葛藤や焦りを、突き抜けるような歌声で表現した。城田は長い手脚を生かしてダイナミックにパフォーマンスする。疎遠になっていた父がいる高齢者施設でローラが歌う場面では、城田はドレス姿でエモーショナルな歌唱を披露した。

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」ゲネプロの様子。

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」ゲネプロの様子。[拡大]

またセリフのないシーンでも自然にやり取りを交わして親密な空気を作り出す靴工場の従業員たちや、カラフルなコスチュームと息ぴったりの激しいダンスで物語に華を添える“エンジェルス”にもぜひ注目しよう。

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」ゲネプロの様子。

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」ゲネプロの様子。[拡大]

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」ゲネプロの様子。

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」ゲネプロの様子。[拡大]

このたび演出・振付のミッチェルからのコメントも到着。ミッチェルは「徹平演じるチャーリー・プライスとそれぞれの登場人物の関係性がキンキーブーツのストーリーの中で完成されていて、全てのエンジェルスとファクトリーワーカーがこの作品に魔法をかけています。そして城田優は美しく、背が高く、ローラとしてとても感動的な存在です。彼の歌声は一流で、そして素晴らしい俳優でもあります。彼のローラを日本の皆様に紹介できることを楽しみにしています。改めてまたこの東京で、特に私たちが一緒に耐え忍んだこの2年間の後に、皆様をこの作品で元気づけることができて(=Raise everybody up)とても嬉しいです。愛と共にみんなで前に進みましょう」とコメントした。

上演時間は休憩を含め約2時間25分。東京公演は本日10月1日から11月3日まで。10日から20日には大阪・オリックス劇場でも上演される。

ジェリー・ミッチェル コメント

3回目のキンキーブーツと共にまた東京に戻ってくることができて嬉しいです。

徹平、ソニン、成実、勝矢、あらた、そして今回は優が率いるカンパニーのステージを見てとても興奮しています。

徹平演じるチャーリー・プライスとそれぞれの登場人物の関係性がキンキーブーツのストーリーの中で完成されていて、全てのエンジェルスとファクトリーワーカーがこの作品に魔法をかけています。

そして城田優は美しく、背が高く、ローラとしてとても感動的な存在です。彼の歌声は一流で、そして素晴らしい俳優でもあります。彼のローラを日本の皆様に紹介できることを楽しみにしています。

改めてまたこの東京で、特に私たちが一緒に耐え忍んだこの2年間の後に、皆様をこの作品で元気づけることができて(=Raise everybody up)とても嬉しいです。

愛と共にみんなで前に進みましょう。素晴らしい公演になりますように。

この記事の画像(全17件)

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」

2022年10月1日(土)~11月3日(木・祝)
東京都 東急シアターオーブ

2022年11月10日(木)~20日(日)
大阪府 オリックス劇場

脚本:ハーヴェイ・ファイアスタイン
音楽・作詞:シンディ・ローパー
演出・振付:ジェリー・ミッチェル
日本版演出協力・上演台本:岸谷五朗
訳詞:森雪之丞

キャスト

チャーリー・プライス:小池徹平
ローラ:城田優

ローレン:ソニン
ニコラ:玉置成実
ドン:勝矢
ジョージ:ひのあらた

パット:飯野めぐみ
トリッシュ:多岐川装子
ハリー:施鐘泰(JONTE)

エンジェルス:穴沢裕介、森雄基、風間由次郎佐久間雄生遠山裕介浅川文也
エンジェルス / スウィング:シュート・チェン

サイモン・シニア:藤浦功一
ミスター・プライス:松原剛志
リチャード・ベイリー:高原紳輔
マギー:杉山真梨佳
ジェンマ・ルイーズ:久信田敦子
マージ:舩山智香子
フーチ:清水隆伍
マット:増山航平

ヤングチャーリー:小林佑玖、磯田虎太郎、古澤利空
ヤングローラ:高橋唯人、ポピエル マレック 健太朗、高橋維束

スウィング:大塚たかし、吉井乃歌

※エンジェルスキャストの出演回は公式サイトを参照。ヤングチャーリー、ヤングローラはトリプルキャスト。

全文を表示

読者の反応

  • 7

わっち™️ @watti_desita

【公演レポート】Raise everybody up!小池徹平・城田優ら出演のミュージカル「キンキーブーツ」開幕(舞台写真 / コメントあり) https://t.co/xY663xmbMu

コメントを読む(7件)

関連記事

小池徹平のほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 小池徹平 / 城田優 / ソニン / 玉置成実 / 勝矢 / ひのあらた / 岸谷五朗 / 森雪之丞 / シンディ・ローパー / 飯野めぐみ の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします