「ハロルドとモード」明日開幕、黒柳徹子が佐藤勝利に「なるほど国宝だと思います」

黒柳徹子、佐藤勝利（SexyZone）らが出演する「ハロルドとモード」が明日9月29日に開幕。それに先駆けて本日ゲネプロが行われた。

「ハロルドとモード」は、1971年にアメリカで公開された同名映画をもとにした舞台作品。劇中では79歳の女性・モードと、彼女に恋する19歳の少年・ハロルドの恋物語が展開。2020年にはG2が上演台本・演出を手がけ、黒柳、生田斗真らが出演する朗読劇版が上演されたほか、昨年には黒柳・藤井流星（ジャニーズWEST）らが出演するバージョンが披露された。

ゲネプロ後に行われた取材会で、黒柳は「勝利くんはハンサムで顔が国宝って言われてるそうですけどいつも横からしか見られなくて。前から見ると、なるほど国宝だと思います」と話して場を和ませる。佐藤は「朗読劇が初めてですし、『ハロルドとモード』という素敵な作品を、ハロルドとして生きられることに喜びを感じています」と述べつつ、以前本作に出演した藤井から「徹子さんは本当に国宝のような人だから、一緒にいられるだけですごい経験になったよ」と言われたことに触れ、「国宝と国宝でこんなに貴重な経験をさせていただけることはないと思います。明日からの本番を楽しんで大事にしていきたいです」と意気込みを語った。

最後に、佐藤が観客に向けて「こういう状況の中で劇場に足を運んでくださることに感謝しています。演劇は心を広げてくれたり自由を感じられたりするものだと思います。この作品のテーマである、“自由に生きる”ということが、心の奥のほうまで届いたら良いなと思います」とメッセージを送り、黒柳は「純粋な少年とどういう生活をしてきたのかわからないおばあさんの、ちょっとありえないみたいだけど実生活にもあるかもしれないようなお話です。この何年間か芝居を観に行くチャンスがなかった人も多いと思いますが、最初に観るものとして『ハロルドとモード』を選んでもらえたら」と述べて会見は終了した。

公演は9月29日から10月13日まで東京・EX THEATER ROPPONGI、10月15日から18日まで大阪・森ノ宮ピロティホールで行われる。