ala Collection シリーズvol.13「百日紅、午後四時」が、9月から10月にかけて、岐阜、東京・愛知・新潟・石川で上演される。これに先駆け、昨日9月9日に岐阜・可児市文化創造センター alaで記者会見が行われた。
ala Collection シリーズは、公募で集まった市民サポーターが、プロの演劇制作に携わる企画。その第13弾となる今回は、
劇中では、前向きに100年生きようとする66歳の女性・今村一美を主人公とした物語が展開。2年前に交通事故で夫を亡くした一美は、庭に百日紅がある夫の生家で暮らしていた。そこに弟の晃司、妹夫妻の美代子と康道、妹の頼子、そして息子の広志を集めた一美は、彼らに、高尾山で知り合った男・多田を紹介する。家族に自分は多田と再婚するつもりだと告げるが……。出演者には市毛のほか、
記者会見で、鈴木は「人生100年時代、100歳まで生きられるのはいいじゃないかと、僕自身ポジティブにとらえていましたが、人生戸惑っている人が多い。経済、お金、健康、長い時間をどうやって生きていったらいいかわからないという生き方への戸惑い。まさに僕自身の問題でもあります。このお話は、人生100年の生き方を探る66歳の女性を主人公にしたひと夏の物語。昭和の雰囲気が漂うような東京の中央線のお庭に百日紅がある一軒家が舞台です。コロナ禍前のマスク無しでビールやお酒を飲んでワイワイしていた頃を思い出していただけたりすると思います。この数年でちょっと見失いかけている濃密な人間関係、人と人とのふれあい、目の前の人を気遣う気持ち、そういうものを感じていただけるようなホームドラマを作りたいと思っています。これを観てご自分の人生を考えていただけたらと思います」とコメント。
市毛は「私は今回の出演者の中で一番年上ですが、舞台は初心者です。前館長の衛紀生さんは、私にとってとても縁の濃い方で、そんな衛さんから、あまり舞台をやって来なかった私にお声をかけていただきました。舞台をやるならここかなと、迷いに迷い半歩踏み出した時に、鈴木聡さんを紹介されてお会いしたところ、私のデビュー作の演出家で私を生み出してくれた方の息子さんだとわかり、この仕事をお断りする選択肢は無くなったなと思いました。今回の作品は、とてもハートフルですが、中に小さな毒があって、ちょっとした社会的な問題やその人の心の問題、そういうものをさりげなくチクっとさせる。単なる庶民生活を描く作品ではないところが素敵だなと思います」と述べた。
公演は9月26日から10月2日まで岐阜・可児市文化創造センター ala 小劇場、20日から27日まで東京・吉祥寺シアター、8日に愛知・おおぶ文化交流の杜allobu こもれびホール、9日に愛知・豊田市民文化会館 小ホール、16日に新潟・長岡リリックホール シアター、29・30日に石川・能登演劇堂で行われる。
ala Collection シリーズvol.13「百日紅、午後四時」
2022年9月26日(月)~10月2日(日)
岐阜県 可児市文化創造センター ala 小劇場
2022年10月20日(木)~27日(木)
東京都 吉祥寺シアター
2022年10月8日(土)
愛知県 おおぶ文化交流の杜allobu こもれびホール
2022年10月9日(日)
愛知県 豊田市民文化会館 小ホール
2022年10月16日(日)
新潟県 長岡リリックホール シアター
2022年10月29日(土)・30日(日)
石川県 能登演劇堂
作・演出:
出演:
おおぶ文化交流の杜 allobu @allobu_allobu
10/8(土)『百日紅、午後四時』‼️記者発表の内容が詳しく記載されています😀出演者さんも稽古の様子などツイートされていますので、要チェック😍チケット好評販売中‼️ #市毛良枝 #陰山泰 #福本伸一 #岩橋道子 #朝倉伸二 #弘中麻紀 #瓜生和成 #平体まひろ https://t.co/oH0tfW0O6K