9月10日に開幕する、ハイドロブラスト「最後の芸者たち」の稽古場写真とコメントが到着した。
「最後の芸者たち」は、
創作に向けた取材を通して、太田は「美は形や型式、金の対価ましてや芸者という職業にあるものではなく、人間の生き様に感じるものだといつしかわたしは考えようになりました」と言い、「私は作品そのものが直接的な告発やイデオロギーとなることに抵抗があります。舞台芸術やドキュメンタリーに備わる社会を批評性を持って見つめるための鏡としての機能を信じています。時代の記憶を宿すメディアとしての踊り。一方で、時に高額な代金、お座敷という閉鎖空間で、権威や見栄を保つためにそれが浪費される踊り。一筋縄には語れない芸者文化への複雑な想いを、この作品に込めました」「その答えを、皆さんと探りつつ、芸者文化の未来を探りたいと思います。皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げます」とコメントした。
また竹中は「『身体を“記録メディア”として活用する』という創作コンセプトのもと、昨年末から自らの身体を使ってさまざまな景色や音を記録してきました。客としていった京都のお座敷、踊りと唄のお稽古、現役芸者さんのお話、師匠『秀美さん』と過ごしたたくさんの時間、新米芸者として体験させていただいたお座敷、などなど。記憶と時代と想像の「記録媒体」となった私たちの身体を通して、作品が観客のみなさまと出会えることを心より楽しみにしております」と語っている。
公演は9月10・11日に東京・plan-B、18・19日に大阪・3U、24・25日に兵庫・城崎国際アートセンター スタジオ1にて上演され、大阪公演は西成演劇祭2022「路地裏の舞台へようこそ」参加プログラム、兵庫公演は豊岡演劇祭2022 フリンジ【Selection】プログラムの1作品となっている。
ハイドロブラスト 第3回公演「最後の芸者たち」
2022年9月10日(土)・11日(日)
東京都 plan-B
2022年9月18日(日)・19日(月・祝)
大阪府 3U
2022年9月24日(土)・25日(日)
兵庫県 城崎国際アートセンター スタジオ1
作・演出:
音楽:
出演:
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HydroBlast(ハイドロブラスト) @HydroBlast_JP
ステージナタリーに『最後の芸者たち』稽古場の様子をご紹介いただきました。作・演出の太田信吾 @shingo_ota、出演・コラボレーターの竹中香子のコメントも掲載されています。大崎晃伸 @yakitori_yamada がマイクを構える姿にもご注目。ぜひ記事をご覧ください👀 https://t.co/g1ohlxlCkT