昨日8月26日、
歌之助と福之助は、新型コロナウイルス感染症の陽性反応が確認されたため、15日から休演していた。なお休演中は、歌之助に代わり
26日公演を終え、歌之助は「勘九郎の兄と七之助の兄には、早く戻ってきてねと言われていたので、今日は、本当によかったと言ってくれました。最後の引っ込みではお客様からとても温かい拍手をいただいて、舞台に帰って来られて本当によかったなという思いが強かったです。その場面では、“希望”を持って花道を引っ込む丘十郎と、自分自身が重なる部分を感じました」とコメント。
福之助は「勘九郎の兄と七之助の兄からは、帰って来られてよかった、千穐楽まで怪我なく勤められるように、と言っていただきました。僕らが休んでいた間、周りの配役も大きく変わっていたので、今日は初日とはまた違う独特な緊張感がありました。休んでいる間、代わっていただいていた勘九郎の兄たちの舞台映像を観ることができました。僕の代わりに鎌切大作を演じている勘九郎の兄の芝居を観ることができたことで、勘九郎の兄がこうやりたかったのか、ということもわかりました。自分自身も、改めて役を見つめ直し、解釈する時間があり、また弟とも相談することができました。勘九郎の兄のいいところを寄せつつ、残り4日間、これまで以上にパワーアップした姿をお見せしたい」と話した。
「八月納涼歌舞伎」は8月30日まで。
中村歌之助コメント
今日は、2回目の初日のつもりで舞台に向かいました。千穐楽前に帰って来られてよかったです。お休みしている間に、自分たちの演じている映像と、勘九郎の兄や七之助の兄が代わって演じている映像を観ることができ、もう一度練り直す時間がありました。脚本の(山崎)咲十郎さんとも、僕の演じる深草丘十郎を七之助の兄が代わっていただいたことを、ひと月の間に自分の演じる役を違う俳優がやっている姿が観られたことは貴重なことだからこのピンチをチャンスに変えて、と話していました。
勘九郎の兄と七之助の兄には、早く戻ってきてねと言われていたので、今日は、本当によかったと言ってくれました。最後の引っ込みではお客様からとても温かい拍手をいただいて、舞台に帰って来られて本当によかったなという思いが強かったです。その場面では、“希望”を持って花道を引っ込む丘十郎と、自分自身が重なる部分を感じました。
中村福之助コメント
勘九郎の兄と七之助の兄からは、帰って来られてよかった、千穐楽まで怪我なく勤められるように、と言っていただきました。僕らが休んでいた間、周りの配役も大きく変わっていたので、今日は初日とはまた違う独特な緊張感がありました。休んでいる間、代わっていただいていた勘九郎の兄たちの舞台映像を観ることができました。僕の代わりに鎌切大作を演じている勘九郎の兄の芝居を観ることができたことで、勘九郎の兄がこうやりたかったのか、ということもわかりました。自分自身も、改めて役を見つめ直し、解釈する時間があり、また弟とも相談することができました。勘九郎の兄のいいところを寄せつつ、残り4日間、これまで以上にパワーアップした姿をお見せしたいです。
登場したところでお客様からとても大きな拍手、温かい拍手をいただくことができ、不安も何もすべて吹き飛びました。そこからは気が楽になって最後まで勤めることができ、本当に感謝です。
父(芝翫)は今、「夏の夜の夢」のお稽古中ということもあり、復帰できてよかったね、最後まで楽しんでいってきなさい、とLINEをくれました。母(三田寛子)は、コロナ陽性になって悔しそうにしている僕らのことを見ていたので、兄の橋之助もみんな、がんばって!と言ってくれました。
「八月納涼歌舞伎」
2022年8月5日(金)~30日(火)
東京都 歌舞伎座
第1部
一、「新選組」
二、「闇梅百物語」
第2部
一、「安政奇聞佃夜嵐 佃島寄場島抜けより甲州金鉱洞穴まで」
二、「澤瀉十種の内 浮世風呂」
※澤瀉屋の「瀉」のつくりは、わかんむりが正式表記。
第3部
「東海道中膝栗毛 弥次喜多流離譚(やじきたリターンズ)」
※第1部の8月15日から17日までの公演と、第2・3部の19日公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。これに伴い、一部配役が変更になりました。
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ryugo hayano @hayano
「新選組」復帰の中村歌之助&中村福之助「これまで以上にパワーアップした姿を」(コメントあり) https://t.co/NvhiuT0vDl