懐かしい“みんなのうた”が満載、ミュージカル「リトル・ゾンビガール」全国公演より再開

「NHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』」が、9月4日から全国公演をスタートさせる。

「NHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』」は8月20日に東京・日生劇場で開幕したオリジナルミュージカル。作中ではNHKの音楽番組「みんなのうた」の歴代楽曲が全編にちりばめられ、ゾンビと人間たちの物語が展開する。本作では開幕翌日となる21日から28日にかけての公演が、新型コロナウイルスの影響で中止となった。

200年前の人間との戦争以来、滅ぼされたと思われていたゾンビたちは、森の奥深くでひっそりと、楽しく平和に暮らしていた。そこへ人間たちがショッピングモールを作るためにやって来る。事情を探るためにスパイとして人間の街に行くことになった新米ゾンビのノノは、転校生で周囲と打ち解けられないショウと出会い、心を通わせ、「人間にも優しい人たちがいる」と知るのだが……。

本作にはノノ役で高橋ひかると熊谷彩春、ショウ役で石井杏奈と伊藤理々杏（乃木坂46）がWキャストで出演するほか、エハラマサヒロ、石田佳名子、コング桑田、大和悠河らが参加。水野良樹（いきものがかり）による「夜明けをくちずさめたら」が主題歌として使用されるほか、「手のひらを太陽に」「コンピューターおばあちゃん」「赤鬼と青鬼のタンゴ」「WAになっておどろう ～イレ アイエ～」「おしりかじり虫」といった耳なじみのある楽曲が物語を彩る。

去る8月20日に行われた取材会では、高橋が「老若男女問わず、楽しんでいただける素敵なミュージカル。難しいことは考えず、会場に来てくださったら、必ずや私たちが皆さんを楽しませます！」、熊谷が「全国へこの作品をお届けできることが本当にうれしい。この舞台を観て、ミュージカルって楽しいなと思ってくれる子供たちが全国にたくさんいたらうれしいですし、私自身、ハッとさせられる部分がとても多いので、大人の方にも楽しんでほしい。ぜひ親子そろって観に来ていただけたら」とそれぞれ意気込みを語った。

公演は9月4日に千葉・南総文化ホール、10日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、17日に大分・iichiko総合文化センター iichikoグランシアタ、23日に岩手・岩手県民会館 大ホール、25日に岩手・久慈市文化会館 アンバーホール、10月8日に大阪・枚方市総合文化芸術センター 関西医大 大ホール。10日に大阪・南海浪切ホールで行われる。

※8月21日から28日までの公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。