こまつ座「頭痛肩こり樋口一葉」開幕に貫地谷しほり「毎日背中を押されています」

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こまつ座「頭痛肩こり樋口一葉」が、昨日8月5日に東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで開幕した。

こまつ座 第143回公演「頭痛肩こり樋口一葉」より。(撮影:宮川舞子)

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こまつ座 第143回公演「頭痛肩こり樋口一葉」より。(撮影:宮川舞子)

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「頭痛肩こり樋口一葉」は、こまつ座の旗揚げ公演のために井上ひさしが書き下ろした作品。1984年の初演以来、たびたび上演が重ねられてきた人気作だ。樋口一葉の生誕150周年となる今年、同作がこまつ座によって6年ぶりに上演される。演出を務めるのは栗山民也。出演者には樋口一葉役を演じる貫地谷しほりをはじめ、増子倭文江熊谷真実香寿たつき瀬戸さおり若村麻由美が名を連ねた。

こまつ座 第143回公演「頭痛肩こり樋口一葉」より。(撮影:宮川舞子)

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初日を迎え、栗山は「もう何度も出会ってきたはずの劇が、そのたびにその時の時代の空気感で違って見えてきます。今回は、『人は人を強く必要とする』ということ。それほどに、人と人が出会い、ぶつかり、語り合い、抱きしめ合うことが、それぞれの登場人物の何よりも強く求めていたものに思えたのです」とコメント。

こまつ座 第143回公演「頭痛肩こり樋口一葉」より。(撮影:宮川舞子)

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貫地谷は「樋口一葉が生きていた時代よりも豊かになっているはずなのに、根っこの部分はいまだに変わっていない世の中。その中で逞しく生きる女たちを演じながら私自身、毎日背中を押されています。とても手強い作品ですが、最後まで沢山のカケラを掴んで諦めずに立ちたいと思います」と意気込みを語り、若村は「この時期に初日を迎えられ奇跡のよう。スタッフ共演者に感謝! そして何より、万難を排して劇場に足をお運びくださるお客様に感謝! この一期一会は、劇中の台詞『世の中全体に張り巡らされた因縁の糸の網』ありがたいご縁もあるのだとジーンとしました」と胸の内を明かした。

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA公演は8月28日まで。本作はその後9月2日から11日まで大阪・新歌舞伎座、13日に岡山・津山文化センター、19日に東京・パルテノン多摩でも上演される。

栗山民也コメント

無事初日を迎えることができました。もう何度も出会ってきたはずの劇が、そのたびにその時の時代の空気感で違って見えてきます。今回は、「人は人を強く必要とする」ということ。それほどに、人と人が出会い、ぶつかり、語り合い、抱きしめ合うことが、それぞれの登場人物の何よりも強く求めていたものに思えたのです。誰もが世界から必要とされている、と。人との触れ合いを避け、一人孤立していく空疎な今の時代だからこそ、強くそう感じたのかもしれません。

あなたに向けられた井上ひさしの柔らかな言葉や厳しい言葉が、これからの生活をもっと素敵に送れるよと、そう聞こえたような気がします。

貫地谷しほりコメント

こまつ座 第143回公演「頭痛肩こり樋口一葉」より。(撮影:宮川舞子)

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ついにこの日を迎える事ができました。このコロナ禍で今演れる事に感謝しかありません。私が生まれる一年前に初めて上演され、こうして続いていく歴史の中に遂に仲間入りです。樋口一葉が生きていた時代よりも豊かになっているはずなのに、根っこの部分はいまだに変わっていない世の中。その中で逞しく生きる女たちを演じながら私自身、毎日背中を押されています。とても手強い作品ですが、最後まで沢山のカケラを掴んで諦めずに立ちたいと思います。

若村麻由美コメント

こまつ座 第143回公演「頭痛肩こり樋口一葉」より。(撮影:宮川舞子)

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笑って泣いてあったかな気持ちになる井上作品と栗山演出が大好物の幽霊 花螢です!

この時期に初日を迎えられ奇跡のよう。スタッフ共演者に感謝! そして何より、万難を排して劇場に足をお運びくださるお客様に感謝! この一期一会は、劇中の台詞「世の中全体に張り巡らされた因縁の糸の網」ありがたいご縁もあるのだとジーンとしました。

そうそう、幕開きに盆唄を歌って踊る無垢な“少女たち”は私たち。“妖女たち”ではありません(笑)。

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こまつ座 第143回公演「頭痛肩こり樋口一葉」

2022年8月5日(金)~28日(日)
東京都 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

2022年9月2日(金)~11日(日)
大阪府 新歌舞伎座

2022年9月13日(火)
岡山県 津山文化センター

2022年9月19日(月・祝)
東京都 パルテノン多摩

作:井上ひさし
演出:栗山民也
出演:貫地谷しほり増子倭文江熊谷真実香寿たつき瀬戸さおり若村麻由美

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ロミオの青い空 Romeo's blue sky 《Die Schwarzen Bruder》 @ya_katsuo6401_t

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