9月から10月にかけて上演される、GORCH BROTHERS2.1「MUDLARKS-マッドラークス-」のビジュアルと公演詳細が発表された。
本公演は、GORCH BROTHERSが手がける新プロジェクト。「MUDLARKS-マッドラークス-」は2012年に初演された、イギリスの劇作家ヴィッキー・ドノヒューの作品で、
テムズ川のぬかるみに隠れているチャーリーとウエインの元へ、はぐれていたジェイクが現れる。凍てつくような夜が更けゆく中、彼らの思いがぶつかり合い……。
上演に向けて出演者の
玉置玲央コメント
上質なジュブナイル作品だなあというのが第一印象でした。誰かにとっては些末な事態も、年齢やタイミング、そして想いの強さによって重大な事件になり得る。大人になるにつれ目を逸らしたり忘れたふりをしていたそういう感覚や価値観に気付かせてくれる、非常にやり甲斐のある作品です。そんな作品に30歳を過ぎた我々が取り組むのですから一筋縄ではいかないと思いますが、そこはやはり舞台ならではと言いますかこの年齢の我々だから創り上げられる少年、青年像が必ずあるはずです。ましてや勝手知ったる共演者陣ですから。座組一丸となってただただ面白い海外戯曲をお届けします。
永島敬三コメント
「MUDLARKS」に描かれるのは、17歳の青年3人のある衝動的な行動に端を発する一夜の物語ですが、この3人の「若気の至り」とも見える言動や問題意識の中に、決して若くはない自分にもハッと思わされるものが隠され、散りばめられている優れた戯曲です。演出の川名くん、翻訳の曜子さん、プロデュースの大石さん、佐野さんとも少しずつ時間をかけて読み合わせを 進めながら準備してきました。スズナリという緊密な空間で、その時間も含めて是非味わっていただきたいと思っています。
田中穂先コメント
英国の気鋭作家Vickie Donoghue氏のデビュー作「MUDLARKS」。荒々しくも瑞々しいエネルギーに満ちた戯曲に、屈強な共演俳優お2人に体を預け、信頼できるスタッフチームと対話しながら挑めることが楽しみです。日本初翻訳、初上演となる本作が、ボクらにとっても、目撃する皆様にとっても豊かな体験となりますように。ご期待ください。
川名幸宏コメント
純粋すぎる気持ちから始まった企画“GORCH BROTHERS 2.1”。戯曲選びから俳優陣と読み合わせを重ね「MUDLARKS」を選びました。
子供と大人の狭間で、純粋が凶器となって起きた罪をめぐる物語。戯曲を選んだ時より、さらに世界が想像の外から迫ってくる暴力で溢れてきて。この作品が、ひとときでも、誰かの“居場所”になればいいなと思います。
GORCH BROTHERS2.1「MUDLARKS-マッドラークス-」
2022年9月29日(木)~10月9日(日)
東京都 ザ・スズナリ
作:ヴィッキー・ドノヒュー
翻訳:高田曜子
演出:
出演:
※高田曜子の「高」ははしご高が正式表記。
関連記事
玉置玲央 @reo_tamaoki
【修正/再掲】少しずつお伝え出来る情報が増えてまいりました。
お待たせして申し訳ない。
ゴーチ・ブラザーズは演劇を創る集団です。
その真骨頂をお観せ出来ればと。
よろしくお願いします。 https://t.co/kaEIGT8Qt7