彩の国シェイクスピア・シリーズ「ジョン王」が、12月下旬から来年2月にかけて東京・Bunkamura シアターコクーン、埼玉・埼玉会館ほかで上演される。
「ジョン王」は彩の国シェイクスピア・シリーズ第36弾として2020年に上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止に。彩の国シェイクスピア・シリーズは昨年5月の第37弾「終わりよければすべてよし」でいったん完結したが、同シリーズの芸術監督・
オールメール公演となる今回は、私生児フィリップ・ザ・バスタード役の
小栗は「しばらく板の上を離れている自分に果たして務まるのか、一抹の不安はありますが、やらなくては、やるんだ。どうぞ、蜷川さん、怒らず見守ってください。後は皆様どうなることか、目撃してください」とコメントした。
公演は12月下旬から来年1月までBunkamura シアターコクーン、2月に埼玉・埼玉会館にて。また1月に愛知公演、2月に大阪公演も予定されている。東京公演と埼玉公演のチケットは今秋発売予定だ。なお吉田、小栗、横田からのメッセージは以下の通りとなっている。
吉田鋼太郎コメント
彩の国シェイクスピア・シリーズ「ジョン王」。
一昨年予定されていた上演はコロナ禍により遺憾ながら全公演中止となってしまいました。
コロナの影響はまだまだ予断を許さない状況ですが、主演の小栗旬始めキャスト、スタッフ一同、2020年の中止から今回の上演まで更に2年間の準備期間を貰ったと解釈し、リベンジマッチに向け意気軒昂にそして粛々と動き始めています。
近年殆んど上演される事のない、シェイクスピアの作品中最も駄作とさえ言われるこの「ジョン王」。
蜷川幸雄の志を継いだ我々彩の国シェイクスピアチームと、約15年の歳月を経てこのシリーズに帰って来た小栗旬、そして初参加の強力な俳優達の共演が、駄作と呼ばれたこの作品にどんな光を当てる事ができるのか、楽しみでもあり少し不安でもあり、今から武者震いが止まりません。
果たして駄作なのか、それとも……。
皆様、どうぞ劇場でお確かめ下さい。
小栗旬コメント
本当ならばもう終わっているはずの公演が時を経て、改めて出来ることになりました。
再びこの場に戻してくれた鋼太郎さん、私にとって特別な彩の国シェイクスピア・シリーズ。
楽しみにしてくれているお客様。
本当に感謝しています。
しばらく板の上を離れている自分に果たして務まるのか、一抹の不安はありますが、やらなくては、やるんだ。
どうぞ、蜷川さん、怒らず見守ってください。
後は皆様どうなることか、目撃してください。
横田栄司コメント
「『ジョン王』やらないんですか?」この2年間で一番聞かれた質問です。ようやく「やりますよ!」と答えられます。本当に長かったです。お待ちいただいた皆さま、ありがとうございました。そして、大変お待たせいたしました。皆さまのご期待にお応えできるよう、鋼太郎さんや旬をはじめとするキャスト・スタッフと力を合わせ、たくさん稽古をしてお待ちしております。溜まりに溜まった2年分の鬱憤を、さあ、思いっきりみんなで一緒に解き放ちましょう!
彩の国シェイクスピア・シリーズ「ジョン王」
2022年12月下旬~2023年1月
東京都 Bunkamura シアターコクーン
2023年2月
埼玉県 埼玉会館
※2023年1月に愛知公演、2月に大阪公演あり。
作:
翻訳:松岡和子
演出:
出演:
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玉置玲央 @reo_tamaoki
【出演情報】『ジョン王』です。
やります。
絶対やります。 https://t.co/bg6zqk9gwt