本作は「12人の怒れる男」にインスパイアされ、劇団時間制作の谷碧仁が脚本・演出を手がける作品。劇中では、請求陪審制が実験的に取り入れられている日本を舞台に、陪審員に選ばれた親たちが“3歳男児殺害事件”について話し合う様子が描かれる。出演者には
谷は「逃げも隠れもできない空間で、『親』という最強であり最弱な生物と、日本語という膨大な自己表現方法を前に、日々右往左往しております。どうもこの作品の前では、一切の誤魔化しも保身も使えず、丸裸にさせられます」「お客様ひとりひとりが、自分の恥ずかしいとか痛いとかを知って頂き、自分の事をもっと嫌いに、そしてもっと好きになれるようなそんな『演劇』にします」とコメントしている。
谷碧仁コメント
「12人の怒れる男」にインスパイアを受け、現在進行形で挑み続けている今作「12人の淋しい親たち」。
逃げも隠れもできない空間で、「親」という最強であり最弱な生物と、日本語という膨大な自己表現方法を前に、日々右往左往しております。どうもこの作品の前では、一切の誤魔化しも保身も使えず、丸裸にさせられます。
恥ずかしくて痛いです。嫌です、逃げ出したいです。
なのでさっさとひとりで創る事を諦めました。劇団員と、キャスト陣と、スタッフ陣と、そしてお客様とこの作品を創ろうと思いました。そうすれば、恥ずかしいのも痛いのもどうせ変わらないけど、少しは恥ずかしいのも痛いのもいいかなと思えます。そんな「演劇」になりそうです。
お客様ひとりひとりが、自分の恥ずかしいとか痛いとかを知って頂き、自分の事をもっと嫌いに、そしてもっと好きになれるようなそんな「演劇」にします。
劇団時間制作 第25回本公演「12人の淋しい親たち」
2022年9月22日(木)~10月2日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターウエスト
脚本・演出:谷碧仁
出演:
桜 @Q0gtO43etrrfg
ステージナタリー / 劇団時間制作「12人の淋しい親たち」小出恵介・須賀貴匡らが陪審員に https://t.co/H1C9hVXcEB https://t.co/IT3CewJ4Y9