TremendousCircusの“フェミイヤー”1作目はレ・ファニュ原作「メサイア・カーミラ」

TremendousCircus「メサイア・カーミラ」が、7月23日から25日まで東京・ザムザ阿佐谷で上演される。

TremendousCircusは、2016年に結成された劇団。同劇団ではゴシック＆ロリータを取り入れた衣裳を身にまとい、暗黒童話や怪奇幻想を題材にした“社会派エンターテイメント”作品を創作してきた。

同団体では今年“FEMINISM YEAR”（以下フェミイヤー）をテーマに掲げ、フェミニズムをテーマにした作品を上演するほか、さまざまなイベントを予定。フェミイヤーの1作目となる「メサイア・カーミラ」では、シェリダン・レ・ファニュの吸血鬼小説「カーミラ」を原作に、脚本を田中円、演出を田中と知乃が手がける。

ローラと呼ばれる少女は、運命の恋人である女吸血鬼カーミラを復活させるため、1000年生きていた。しかし吸血鬼ハンターが、彼女を殺そうと狙っていて……。公式サイトには本作の内容について「イエス・キリストも、仏陀も、世界中の多くの救世主は男ですが、トレメンドスの救世主は男ではなく、女です。この物語は、全ての女の救済者である『カーミラ』が全ての女を救い、絶望の中死にいく女たちと共に泣き、叫び、大丈夫だ、安心しろと強く抱きしめる物語であります。さらに、物語にはあらゆるセクシュアリティが当然として存在します。カーミラは自分を女であると認識する人間全員を救い、抱きしめます」とつづられている。

7月23日14:00開演回と19:00開演回、24日14:00開演回にはアフタートークを実施。なお24日14:00開演回は女性専用回となっている。