舞台「室温~夜の音楽~」が、明日6月25日に東京・世田谷パブリックシアターで開幕。それに先駆け本日24日に、取材会が行われた。
「室温~夜の音楽~」は、
本日の開幕前取材会には、演出の河原のほか、間宮役の古川、キオリ役の
2016年に「イニシュマン島のビリー」で世田谷パブリックシアターに立った古川は「劇場に入って懐かしい気持ちになりました。舞台から客席を見るのも久しぶりですし、ワクワクも緊張もある。とにかく早くたくさんのお客様に楽しんでいただきたい」と期待を寄せる。自身の役柄については「河原さんが、『KERAさんの台本には人間の二面性が描かれている』とおっしゃっていた。誰と接しているかによって、性格が変わる役どころです」と話し、「河原さんは、何か起きているときにその周囲にいる人がどうリアクションするかを大切に演出されていました。自分のセリフももちろんですが、ほかのキャラクターへの反応を細かく意識して演じたい」とコメントした。
ミュージカルへの出演が多い平野は、久しぶりのストレートプレイ出演について「新鮮な気持ちでお稽古に取り組めました」と述べ、「ミュージカルではないのに、これほど音楽がふんだんに盛り込まれた舞台に出会うのは初めて。新しいジャンルの舞台が生まれる瞬間に立ち会えている気がしてうれしいです」と喜びを語った。
在日ファンクのメンバーとして演奏も務める浜野は「獅子奮迅です! こっちに出て、そっちに出て、あっちに出て、みたいな(笑)」と舞台上での忙しさを明かし、「自分をどうお客様の印象に残せるかを考えつつ、ウザくならず、共演者の皆さんを引き立てられるように演じたいです」と意気込む。
会見では古川と平野が、在日ファンクの演奏の感想を語る場面も。古川は「すごくカッコいい! 思わずリズムに乗りたくなるんですが、大好きな曲が流れるシーンで僕はじっとしていなければならないので、たまにバンドをチラ見しながら我慢しています(笑)」と裏話を披露。平野は「とにかくぜいたく。お芝居に音楽が重なって、『こういうことか!』と思いました。音楽も含めてようやく舞台にすべてのパーツがそろった気がするので、お客様もグッとくるのでは」と目を輝かせた。
最後に古川が「ホラーコメディというジャンルの舞台です。怖さと、クスッと笑ってしまう面白さをぜひ劇場で楽しんでください」と観客に呼び掛け、取材会は終了した。
東京公演は7月10日まで。本作はその後22日から24日まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールでも上演される。
舞台「室温~夜の音楽~」
2022年6月25日(土)~7月10日(日)
東京都 世田谷パブリックシアター
2022年7月22日(金)~24日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
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【会見レポート】恐怖と笑い届ける「室温~夜の音楽~」開幕、在日ファンクの演奏に古川雄輝「カッコいい!」 https://t.co/vDMlcMLXBQ