「スカパン」が、10月に長野・茨城・福岡・神奈川で上演される。
「スカパン」は、モリエール「スカパンの悪巧み」を原作に、
上演に向け、串田は「このライフワークとも言える作品に、今回、オンシアター自由劇場で一緒に芝居をつくっていた大森博史さんと小日向文世さんが参加してくれます。お互い『演劇勘、鈍ってないだろうな?』とピリッとした緊張感もあるでしょうし、同時になんとも言葉に言い表せない、どこかが通じているような感覚もある。しかも小日向さんの息子である星一くん、僕の息子十二夜も出演し、二世代が揃うユニークな座組みになりました。この一座で、FESTA松本を皮切りに、水戸芸術館、北九州芸術劇場、KAAT神奈川芸術劇場をまわります」と述べつつ、「スカパンはいつも一生懸命で、人を面白がらせたり、『しょうがないな』と言いつつ若者たちのために一肌脱ぐ人間。正義感とも違う『そうせざるを得ない性分』なんでしょう。この生き様は何度演じても飽きないですし、また演じられることに、大きな喜びを感じています」とコメントした。
串田和美コメント
まだ僕が俳優学校に通っていた19歳か20歳の頃、フランスのコメディ・フランセーズによる来日公演「スカパンの悪だくみ」を観た思い出は、今でも記憶に残っています。それから数十年後、自分なりのスカパン像をつくり上げて演じたのが1994年のシアターコクーン。モリエールの芝居には、喜劇と言い切れない不思議な憂鬱感が漂っていて、そこを面白がることで現代性を発見できたような手応えがありました。その後、フランスのアヴィニョンやルーマニアのシビウ、水戸芸術館など国内外で上演を重ね、芸術監督を務めるまつもと市民芸術館のオープニングでもこの作品を選びました。
このライフワークとも言える作品に、今回、オンシアター自由劇場で一緒に芝居をつくっていた大森博史さんと小日向文世さんが参加してくれます。お互い「演劇勘、鈍ってないだろうな?」とピリッとした緊張感もあるでしょうし、同時になんとも言葉に言い表せない、どこかが通じているような感覚もある。しかも小日向さんの息子である星一くん、僕の息子十二夜も出演し、二世代が揃うユニークな座組みになりました。この一座で、FESTA松本を皮切りに、水戸芸術館、北九州芸術劇場、KAAT神奈川芸術劇場をまわります。
スカパンはいつも一生懸命で、人を面白がらせたり、「しょうがないな」と言いつつ若者たちのために一肌脱ぐ人間。正義感とも違う「そうせざるを得ない性分」なんでしょう。この生き様は何度演じても飽きないですし、また演じられることに、大きな喜びを感じています。
「スカパン」
2022年10月1日(土)~10日(月・祝)
長野県 まつもと市民芸術館 小ホール ほか
2022年10月15日(土)・16日(日)
茨城県 水戸芸術館
2022年10月23日(日)
福岡県 北九州芸術劇場 中劇場
2022年10月26日(水)~30日(日)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
原作:モリエール「スカパンの悪巧み」
潤色・演出・美術:
出演:串田和美、
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皆本 麻帆 @minamo421
スカパン、10月です!
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