上演に際し、笠木は「新型コロナウイルスの影響で公演が一旦中止になった2020年末。感染症対策を講じてやっと迎えた昨年末の初日。それからあれよあれよと日々は重なり、まさかロシアが軍事侵攻を強行するとは。まさかロシア軍がチェルノブイリを攻撃するとは。この戯曲を書いた日には思いもしませんでした。そうやって、過去の言葉が、時間を超えてリアルに我々の心を襲ってきます。迫ってきます。だから、まだ旅は続きます。続けなければならないと強く思いました」と胸中を明かした。
チケット販売は6月4日にスタート。
笠木泉コメント
「モスクワの海」とは月の裏側にあるクレーターの名称のひとつです。地球からは見ることができません。
自分の中でさえ、だったら他人にも、隣の人にも、そして住む街、国、世界にも、私からは見えないものがたくさんある。しかし、見えないからといって、見ないというわけではなく、見ようとすることも時に大切だと私は思っていて、それはこの荒れ果てた時間と場所に我々が立つための大切な意志だと信じたい。その思いをそっと誰かと共有できたらと思い、2020年に書き始めた戯曲です。あの日から私にとって長い長い旅が始まりました。新型コロナウイルスの影響で公演が一旦中止になった2020年末。感染症対策を講じてやっと迎えた昨年末の初日。それからあれよあれよと日々は重なり、まさかロシアが軍事侵攻を強行するとは。まさかロシア軍がチェルノブイリを攻撃するとは。この戯曲を書いた日には思いもしませんでした。そうやって、過去の言葉が、時間を超えてリアルに我々の心を襲ってきます。迫ってきます。だから、まだ旅は続きます。続けなければならないと強く思いました。
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笠木泉 @izumikasagi
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