岸田國士戯曲賞最終候補作品、スヌーヌー「モスクワの海」再演

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スヌーヌー「モスクワの海」が、6月30日から7月3日まで神奈川・象の鼻テラスで上演される。

スヌーヌー vol.3「モスクワの海」ビジュアル

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スヌーヌー vol.3「モスクワの海」出演者

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笠木泉が作・演出を手がける「モスクワの海」は、昨年上演され、第66回岸田國士戯曲賞の最終候補作品にノミネートされた作品。2人の女性と1人の男性を軸に、川崎市多摩区登戸からモスクワの海、月の裏側までの静かな旅が描かれる。今回の再演には、初演にも出演した松竹生高木珠里踊り子ありがキャスティングされた。

上演に際し、笠木は「新型コロナウイルスの影響で公演が一旦中止になった2020年末。感染症対策を講じてやっと迎えた昨年末の初日。それからあれよあれよと日々は重なり、まさかロシアが軍事侵攻を強行するとは。まさかロシア軍がチェルノブイリを攻撃するとは。この戯曲を書いた日には思いもしませんでした。そうやって、過去の言葉が、時間を超えてリアルに我々の心を襲ってきます。迫ってきます。だから、まだ旅は続きます。続けなければならないと強く思いました」と胸中を明かした。

チケット販売は6月4日にスタート。

笠木泉コメント

「モスクワの海」とは月の裏側にあるクレーターの名称のひとつです。地球からは見ることができません。

自分の中でさえ、だったら他人にも、隣の人にも、そして住む街、国、世界にも、私からは見えないものがたくさんある。しかし、見えないからといって、見ないというわけではなく、見ようとすることも時に大切だと私は思っていて、それはこの荒れ果てた時間と場所に我々が立つための大切な意志だと信じたい。その思いをそっと誰かと共有できたらと思い、2020年に書き始めた戯曲です。あの日から私にとって長い長い旅が始まりました。新型コロナウイルスの影響で公演が一旦中止になった2020年末。感染症対策を講じてやっと迎えた昨年末の初日。それからあれよあれよと日々は重なり、まさかロシアが軍事侵攻を強行するとは。まさかロシア軍がチェルノブイリを攻撃するとは。この戯曲を書いた日には思いもしませんでした。そうやって、過去の言葉が、時間を超えてリアルに我々の心を襲ってきます。迫ってきます。だから、まだ旅は続きます。続けなければならないと強く思いました。

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スヌーヌー vol.3「モスクワの海」

2022年6月30日(木)~7月3日(日)
神奈川県 象の鼻テラス

作・演出・制作:笠木泉
出演:松竹生高木珠里踊り子あり

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笠木泉 @izumikasagi

ステージナタリーさんにご紹介していただきました。チラシイラストや俳優三人の写真を掲載していただいて嬉しいです。ありがとうございます。 https://t.co/Ro2AJQIdLm

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