モチロンプロデュース「阿修羅のごとく」が、9月9日から10月2日まで東京・シアタートラムで上演される。
「阿修羅のごとく」は、脚本家・向田邦子の代表作として知られるテレビドラマ。脚色を
奔放に生きる長女・綱子役を演じるのは
上演決定に際し、演出の木野は「一筋縄ではいかない魅力を秘めつつ癒される、最強の四人姉妹。こんな姉妹が観たかった! 遠慮なく体当たりでぶつかっていこうと思っています」と意気込みを語った。
木野花コメント
ドラマ「阿修羅のごとく」はリアルタイムで観ていました。お茶の間という枠を超えて、日常を揺さぶられた感じで衝撃でした。“阿修羅”は誰の中にも潜んでいると意識したのもその時です。ドラマの中で役者達が、一歩も引かずに火花を散らしている。その気にさせる何かがこの作品にはある。それを覗いてみたい。怖いもの知らずで今回乗ってみようと覚悟しました。そして心強いことに、この挑戦に打って付けの怖いもの知らずの顔ぶれが揃いました。
一筋縄ではいかない魅力を秘めつつ癒される、最強の四人姉妹。こんな姉妹が観たかった!
遠慮なく体当たりでぶつかっていこうと思っています。何が飛び出すかしかと見届けて頂きたい。
小泉今日子コメント
大好きな向田邦子作品を舞台で演じることができるなんて! 生きててよかったです。
信頼している俳優たち、尊敬している演出家とともに作り上げることができるなんて! 生きててよかったです。
私は3人姉妹の末っ子として育ちましたが、今回は長女役。長女の立場から3人の妹たちを眺めたとき、どんな思いが心に生まれるのか。
敏感に心を研ぎ澄まして稽古に臨みたいと思っています。
小林聡美コメント
もはや伝説といっていい向田邦子の「阿修羅のごとく」を、木野花さんの演出で、小泉さん、安藤さん、夏帆さんという素晴らしい俳優のかたがたと作り上げる時間を想像するだけで、気絶しそうです。40年以上前に書かれ、これまでも何度となく映画や演劇となった作品ですが、今、この世界観をどうやって表現していくことになるのか、楽しみです。
安藤玉恵コメント
「木野さんの演出で、向田作品の舞台で、阿修羅のごとく、四姉妹のお話で……」最後まで話を聞かずに「やりたいです!!」と言った記憶があります。その日から興奮しちゃって、向田さんのエッセーをめくる指にも気持ちが入ってしまっています。今まで黙っているのがツラかった(笑)。
真夏の稽古、熱くなりそうです。
夏帆コメント
数年ぶりの舞台で今からとてもそわそわしています。この作品のお話をいただいたときに、これは絶対にやりたい……!と胸が高鳴って、また舞台の世界に飛び込んでみようと、覚悟を決めました。
稽古に向けて、きりりとリズムカルな向田さんの言葉たちとどう向き合っていこうかと想像する日々はとても楽しいです。
初舞台のときにとてもお世話になった木野花さんの演出のもと、頼もしい先輩方の背中を追いながら、精一杯がんばります。
岩井秀人コメント
ど偉い俳優さんたちと一緒に出ることになったなあと、感慨に耽っております。思えば引きこもり時代に見ていたのが「やっぱり猫が好き」でして、小林聡美さんの演技だか遊んでるんだか分からない自由すぎる挙動に目を回しておりました。やがて「俳優になってみたい」と引きこもりから脱出して30年ほど経ち、こんな場に呼ばれるとは。共演者の皆さま、軒並み「どうやってるんだか分からない」人たちばかりで、俳優フェチとしては稽古見学だけで済ませたい心持ちですが、めちゃくちゃ楽しもうと思っております。
山崎一コメント
出演が決定してとても嬉しかったですね。だって、このメンバーで向田邦子さんの「阿修羅のごとく」をやるんですよ!笑
しかも演出が木野花さんですからね。今からワクワクしてます。台本を読んで感じたのは出てくるキャラクター全員が愛おしいく感じたこと。
観に来てくださるお客様もきっとそう感じてくれると思います。そうなるように、頑張ります!
モチロンプロデュース「阿修羅のごとく」
2022年9月9日(金)~10月2日(日)
東京都 シアタートラム
※兵庫でも上演予定。
作:向田邦子
脚色:
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佐久間宣行 @nobrock
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