第1回伊藤熹朔記念賞の受賞者決定、本賞は「舞台少女ヨルハVer1.1a」美術の松生紘子

第1回伊藤熹朔記念賞の受賞者が、去る4月15日に発表された。

本賞に輝いたのは、「舞台少女ヨルハVer1.1a」美術の松生紘子だ。また新人賞をCEDAR「群盗」、「SF時代活劇『虹色とうがらし』」の美術を担当した平山正太郎、奨励賞を「子どもたちとアンドロイドが創る新しいオペラ『Super Angels スーパーエンジェル』」の総合舞台美術を担当した針生康が獲得。そして特別賞には、舞台美術背景を手がける美術工房拓人の松本邦彦が選ばれた。

伊藤熹朔賞は、伊藤熹朔の死去後に伊藤の友人たちによって作られた熹朔の会が、1967年に創設した賞。熹朔の会による顕彰は1973年で終了し、その後は日本舞台美術家協会が舞台美術の賞としてその名称を引き継いだ。そして昨年、日本舞台美術家協会が法人化したことに伴い伊藤熹朔記念賞と改められ、今回はその第1回となる。