PARCO PRODUCE 2022「
「エレファント・ソング」は、カナダの作家ニコラス・ビヨンが2002年に執筆した作品。カナダ・モントリオールのインフィニシアターにて朗読形式で上演され、2003年から2010年にかけてモントリオールを中心に演劇として上演された。2014年には、グザヴィエ・ドラン主演により映画化もされている。劇中では、失踪した精神科医の担当患者マイケルと、病院長グリーンバーグによる心理戦が展開。宮田慶子が演出する今回の上演版では、主人公のマイケルを井之脇、グリーンバーグを寺脇康文、看護師のミス・ピーターソンをほりすみこが演じる。
井之脇は、2019年に上演された「CITY」以来約3年ぶりの舞台出演にして、今回が舞台初主演となる。このことについて井之脇は、「舞台をあまり経験したことがない僕を、この役に選んでくださって感謝しています」と述べつつ、「舞台は“お客さんに対して見せなければいけないもの”というイメージを持っていたのですが、宮田さんから『共演者と対峙することに集中してくれれば良い』というお言葉をいただいて、『いつもやっていることを少しだけ膨らませて表現すれば良いんだ』というふうに意識が変わりました」「宮田さんを信じてついていきたい」と宮田に信頼を寄せた。
寺脇とはビジュアル撮影の際に初めて対面したと言い、「『“脇脇コンビ”としてがんばっていこうね』と声をかけていただき、楽しく撮影することができました」と笑顔を見せる。このとき、グリーンバーグとマイケルの人物像について意見交換をしたそうで、「グリーンバーグは少し抜けているところがあって、病院長でありながらもマイケルに翻弄されている。一方のマイケルは、精神科の医師すら手玉に取ることができる人物だと思う』とお話をさせていただきました」と撮影を振り返る。また、もう1人の共演者であるほりとは稽古場で会話を重ねながら、マイケルとミス・ピーターソンの関係性はどのようなものなのかを探っている最中であると明かした。
最後に、本作への意気込みを問われた井之脇は「一挙手一投足すべてに意味があって、一瞬たりとも目が離せない作品。ヒリヒリするような展開の舞台になると思うので、濃密な時間をぜひとも体感しに来てほしいです。楽しみにしていてください」と観客に呼びかけた。
公演は5月4日から22日まで東京・PARCO劇場、25日に愛知・刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール、28日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて。東京公演分のチケットは4月2日、愛知公演分は23日、大阪公演分は29日に発売される。
PARCO PRODUCE 2022「エレファント・ソング」
2022年5月4日(水・祝)~22日(日)
東京都 PARCO劇場
2022年5月25日(水)
愛知県 刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール
2022年5月28日(土)
大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
作:ニコラス・ビヨン
翻訳:吉原豊司
演出:宮田慶子
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