一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会が運営している公式メールマガジンの会員・2.5フレンズを対象とした「2.5D アワード」の結果が発表された。
「2.5D アワード」は、対象となる年に上演された2.5次元ミュージカルの中から、最も心に残る作品、俳優、演出家、脚本家を選出するアワード。作品部門で「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~静かの海のパライソ~」、俳優部門で
なおステージナタリーでは、受賞に際して行われた岡宮の取材会レポートを追って掲載する。
岡宮来夢 コメント
このような素敵な賞をいただきありがとうございます!
作品部門で「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~静かの海のパライソ~」が、演出家部門で茅野イサムさんが、脚本家部門で伊藤栄之進さんがそれぞれ受賞されて、一度はコロナで中止に追い込まれたこの舞台が、再始動を経てたくさんの方の心に届いている事実に胸がいっぱいです。
カンパニー全員が死力を尽くして折れない心を持って創り上げました。僕だけの力で取れた賞でないことは重々理解しています。なので、今回の受賞本当に嬉しいのですが、カンパニーを代表してという気持ちで受け取らせていただきます。改めて携わってくださった全ての皆様、ありがとうございました!
今後も「静かの海のパライソ」がたくさんの方に届きますよう、そして僕もこの賞を頂いた責任を胸に表現と向き合っていこうと思います。
投票してくださった皆様、本当にありがとうございました!!
茅野イサム コメント
2.5Dアワード・演出家部門選出、ありがとうございます。演出家を名乗るようになって20年。まさか、自分がこのような賞をいただけるようになるとは、思ってもいませんでした。心の底から嬉しいです。
演出というのは不思議な仕事で、自分では、ほぼ何も作っていないのです。お客様の目や耳に届くものは、その分野の専門クリエーターが生み出しています。空間をデザインする舞台美術や照明。役の魅力を引き立てる衣裳にヘアメイク。心を揺さぶる音楽や振付。迫力ある殺陣。その他にも舞台の裏や底や大道具の中や、客席の後ろや天井の上や会場の外などで沢山のスタッフが芝居を支えています。私の仕事はその力を全部受け取って、良い芝居を作る、その一点だけに集中させることなのです。ですからこの賞は、スタッフの代表として贈っていただいたと思っております。
好きなお芝居を好きな時に観られる。そんな当たり前のことができる世の中がずっと続くように、これからも仲間と共に作品を作り続けてまいります。もちろん観客のみなさんも私たちの仲間です。
伊藤栄之進 コメント
受賞コメントとのことですので、いつも通り「当然です」の四文字で済ませようと思ったのですが、それだとやはりいつも通りの炎上コースまっしぐらだとも思ったので少しだけ真面目に書きます。
基本的に賞レースとか、作品の優劣に思考や話題が及んでしまいそうなことは好きな方ではありません。
アートなんてものは、作った本人と受け取ったその人にとって大切であればそれで良いと思うんです。
作品が合わなかったらそれはただただ「合わなかった」だけのことですし、もしかしたらいつかまた別のタイミングなら「合う」のかもしれないし、このさき一生「合わない」のかもしれない。
「合」は「会」でもあると思うんです。
「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~静かの海のパライソ~」は多くの人と会ってくれたのだと思います。
なので僕から言えることは出会ってくれてありがとう、です。
そして、あなたにとって大切な作品なのであれば、この作品はもうあなたの作品です。
てなわけで、おめでとう。
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