「2.5D アワード」の俳優部門を受賞した
一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会が運営している公式メールマガジンの会員・2.5フレンズを対象とした「2.5D アワード」は、対象となる年に上演された2.5次元ミュージカルの中から、最も心に残る作品、俳優、演出家、脚本家を選出するアワード。作品部門で「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~静かの海のパライソ~」、俳優部門で岡宮、演出家部門で茅野イサム、脚本家部門で伊藤栄之進が受賞した。
取材会に出席した岡宮は「この賞をいただいて、驚きとうれしい気持ちでいっぱいです。日頃から応援してくださっている皆さんに1つ恩返しができたかなと思います」と笑顔で語りつつ、「2.5次元ミュージカルは僕の原点であり、自分のフィールドであり、帰るべき場所。役者というフィルターを通して、原作とはまた違った魅力を伝えられることが、2.5次元ミュージカルならではの魅力だと考えています」と述べた。
岡宮は昨年、「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~静かの海のパライソ~」や、水江建太とW主演を務めた「『BANANA FISH』The Stage」などに出演。「静かの海のパライソ」は、「2.5D アワード」で作品部門を受賞したほか、脚本の伊藤、演出の茅野が各部門でそれぞれ受賞した。同作で鶴丸国永を演じた岡宮は「物語の内容はつらく、苦しく、悲しいものでしたが、すごく愛にあふれた作品でした。『静かの海のパライソ』の2020年公演は、コロナの影響で7公演のみの上演となってしまいましたが、中止になってしまう前に、茅野さんから『これは伝説に残る作品になるぞ』という言葉をかけていただいたんです。それから1年半が経って『静かの海のパライソ』の現場に戻って来たとき、『お前が伝説に残る作品にするんだ』と言っていただいて……。『静かの海のパライソ』に出会うことができて本当に良かったと心から思います」と振り返った。
2019年の「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~葵咲本紀~」で2.5次元ミュージカルに初出演した岡宮にとって、「ミュージカル『刀剣乱舞』」(以下刀ミュ)は特に思い入れのある作品の1つ。「刀ミュは1部がミュージカル、2部がライブという構成になっていますが、1部では歴史上の戦場を舞台に戦う歴史ドラマ、2部では現代の戦い方としてのライブをお見せできるのが、刀ミュの魅力だと思っていて。刀ミュはこれからもっともっと、日本を代表するような作品になっていくと思いますし、僕含め、キャスト・スタッフ一同そのような気持ちで臨んでいます。今回の『2.5D アワード』の結果を受けて、たくさんの方に応援していただいていることを改めて実感しましたし、これからも責任を持ってがんばりたい」と決意を明かした。
俳優業のみならず、今年の「ACTORS☆LEAGUE in Basketball」でプロデュース業に初挑戦する岡宮。今後実現したい夢について尋ねると、「弾き語りや作曲にチャレンジしてみたい」「自身が脚本・演出・主演・作曲を手がける舞台に挑戦してみたい」「役者、表現者として1から全部作り上げていきたい」と大きな目標を掲げた。
最後に岡宮は「今回の賞は自分だけの力で獲れたものではありません。たくさんの方々に支えてもらって今の僕があるので、応援してくださる皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。引き続きミュージカルもがんばっていきたいですし、2.5次元ミュージカルを引っ張っていける存在になれるように、また後輩たちを助けられる先輩になれるように努力しますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします」と謝辞を述べ、取材を締めくくった。
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「2.5D アワード」の俳優部門を受賞した岡宮来夢の取材会が2月下旬に行われた。 / https://t.co/ryDDuiRpcU / “2.5次元ミュージカルは自分の原点”、岡宮来夢「自分のフィールドであり、帰るべき場所」 - ステージナタリー https://t.co/woi4DmztB9