藤井清美が作・演出、
「行先不明」は、とある小さな旅行代理店を舞台に、横領されてしまった社内の積立金を巡る“お仕事コメディ”。劇中では、佐藤演じる主人公の“運の悪い男”佐々が、問題を解決しようと奮闘する姿が描かれる。真面目な同僚・三國役を
初日前会見には、佐藤、五関、真琴、馬渕、永島、伊藤、ヒデ、福田が登壇。レポーターから見どころを聞かれた佐藤が「なんでしょう……出演者全員が、(スーツなどの)普通の格好をするところですかね?」と神妙な表情で返すと、ヒデが「全然質問に答えられてないよ!(笑)」と思わずツッコミを入れる。ヒデのツッコミに佐藤ははにかみながら、改めて「(見どころは)観ていて元気になるところ。そして謎解きの多い物語でもありますので、お客様には謎が明かされていくのを楽しんでいただければ」と答えた。
真琴は、東京公演に先駆け、3月4・5日に愛知・御園座公演が行われたことに触れ「愛知公演は、キャスト12人の勢いで完走した感じ。このままチームワーク良く行きたいですね」とほほ笑む。また「劇中では、佐々さんが謎解きを始めようとすると、邪魔が入って止められてしまう場面がありますが、その"思うようにいかない"という点が、人生と似ているような気がします(笑)。佐々さんがどう乗り切っていくかが作品の魅力」とコメント。これに佐藤は頷き、「決して思い通りにはいかないのですが、だけど人と人は協力し合って生きていかないといけない。そういった人情味も、物語にたくさん入っています」と話した。
“座長としての佐藤”についての話題になると、五関は「アツヒロさんは大先輩なのですが、今回は役としても先輩と後輩の関係。僕演じる三國がみんなに責められている中、アツヒロさん演じる佐々さんだけ唯一味方になってくれるシーンがあるのですが……そのときの、アツヒロさんの僕を見る眼差しが優しすぎて、『俺、アツヒロさんに一番可愛がられている後輩じゃないか?』と錯覚してしまいました(笑)」と、佐藤とのエピソードを明かす。佐藤は五関のことを「とても頼もしい後輩」と表現しつつ、「五関くんとは、毎日髪の毛の後ろの方が大丈夫かどうか、お互いにチェックし合っています(笑)」と関係性の良さを垣間見せた。
ヒデは「座組では、座長のこの人柄に癒やされています(笑)」と述べながら「僕は(佐藤の)スーパースター時代から知っているんですけど、稽古を通して、実は天然で、可愛らしい方であることがわかりました。コロナ禍で、稽古も制限されることが多い中、座長のおかげで、和気あいあいと稽古を進めることができた」と佐藤に信頼を寄せる。また作品の内容にかけ、レポーターから「座組内では、誰が“社長”にふさわしいですか?」と問われた佐藤は、少し悩んだあと「作・演出の藤井清美さん」と回答。その答えに周囲の出演者が賛同の拍手を送ると、佐藤は照れくさそうに笑った。
最後に、観客に向けたメッセージを求められた佐藤は「本作には、“みんなで協力し合って生きていく”というテーマが描かれています。このテーマを掲げて、東京千秋楽までキャスト・スタッフ手を取り合ってがんばっていきたい」と言葉に力を込めた。上演時間は、休憩ありの約2時間40分。公演は、3月21日まで。
「行先不明」
2022年3月4日(金)・5日(土)
愛知県 御園座
2022年3月12日(土)~21日(月・祝)
東京都 サンシャイン劇場
作・演出:藤井清美
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「行先不明」
3月4日(金)・5日(土)
愛知県 御園座
3月12日(土)~21日(月・祝)
東京都 サンシャイン劇場
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