ジョン・ケアードの新演出版「ジェーン・エア」に上白石萌音×屋比久知奈×井上芳雄

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ジョン・ケアードが脚本・作詞・演出を手がけるミュージカル「ジェーン・エア」が、来年3月に東京、4月に大阪で上演される。

ミュージカル「ジェーン・エア」チラシ表

ミュージカル「ジェーン・エア」チラシ表

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「ジェーン・エア」は、1847年に刊行されたシャーロット・ブロンテの長編小説。そのミュージカル版は1996年にカナダ・トロントにて、ケアードの脚本、ポール・ゴードンの音楽で上演された。その後は2000年にブロードウェイでも披露され、トニー賞で作品賞など5部門にノミネート。日本では2009年と2012年に上演され、約11年ぶりの公演となる今回は、ケアードによる新演出版となる。

本公演では主人公のジェーン・エア役とその親友ヘレン・バーンズ役を、上白石萌音屋比久知奈が役替わりのWキャストで演じる。またジェーンが家庭教師として訪れる屋敷の主人、エドワード・フェアファックス・ロチェスター役は井上芳雄が担当。そのほかの出演者には春野寿美礼仙名彩世樹里咲穂大澄賢也春風ひとみらが名を連ねた。

上白石は「ジェーンは厳しい環境に生まれ育ったにもかかわらず、その逆境を乗り越えてきた強さ、たくましさのある女性だと思います。同時にとても賢くて思慮深くて、それゆえ葛藤も多い役ですが、きっと共感していただけると思います」、屋比久は「2役を演じることでそれぞれの役の気持ちがずっと深まると思うので、真摯に2人の女性と向き合いたいです」とそれぞれコメント。さらに井上は「ジョンは演劇の魔法が使える素晴らしい演出家で、心から信頼しています。カンパニーのみんなと一緒に、今回の新演出版に参加できることを光栄に思います」と思いを語った。

公演は来年3月に東京・東京芸術劇場 プレイハウス、4月に大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで行われる。

ジョン・ケアード コメント

ミュージカル「ジェーン・エア」は、どんな時代でも普遍的に人々に愛され続ける物語だと思います。何も持たないところから人生をスタートさせる1人の女性の物語です。ジェーンには両親も、お金も、希望もなくどこを取っても絶望的です。それでも彼女は道を切り開き、自分自身を新たに作り上げていくのです。そんなジェーンに萌音と知奈の2人は適役です。2人とも素晴らしい歌声を持ち、キャラクターの豊かな内面を表現する技量を持っています。ジェーンの魂を見事に演じることができるでしょう。相手役のロチェスターを演じる井上芳雄さんは素晴らしい舞台俳優であり、キャラクターの内なる感情を歌に込めて見事に演じることができる俳優です。初日を楽しみにしています。

上白石萌音 コメント

この作品は、愛する勇気を持つこと、人を許すことといった常に人として大切にしたい普遍的なテーマを持っています。ジェーンは厳しい環境に生まれ育ったにもかかわらず、その逆境を乗り越えてきた強さ、たくましさのある女性だと思います。同時にとても賢くて思慮深くて、それゆえ葛藤も多い役ですが、きっと共感していただけると思います。音楽はドラマチックでロマンチック、そして壮大でエネルギーがあふれていて、ジェーンの心の叫びが音になっている魅惑の楽曲です。今から稽古してしっかりとジェーンの意思を舞台によみがえらせることができるように頑張ります。

屋比久知奈 コメント

当時の時代背景を考えると、女性であるジェーンが自立して自ら道を切り開いていく姿は、かっこ良く、私自身勇気をもらえ、魅力に感じています。育った環境ゆえに、何を信じ、どう生きたらいいのか、怒りもがいている女性でもあると思いますが、繊細で優しくて愛されたい、とても多面的な女性で、難しいけれど興味深い役だと思います。

また同時にヘレンというジェーンの価値観を変える人も演じることは、本当に大きな挑戦だと思っています。2役を演じることでそれぞれの役の気持ちがずっと深まると思うので、真摯に2人の女性と向き合いたいです。

観てくださったお客様に、明日に向かっていく希望や勇気、信じる大切さといったポジティブなエネルギーを持って帰って頂けるよう精一杯努めます。

井上芳雄 コメント

イギリス文学の名作を、ジョン・ケアードが壮大なミュージカルに作り上げ、ジェーン・エアの生涯を通じ、お客様がたくさんの勇気や希望をもらえる感動的な作品となっています。

私が演じるロチェスターは、金持ちですが苦しみや悩み、秘密を持った男で、ジェーン・エアと出会い、人生が変わり救われていきます。その人生のドラマティックな変化をどう演じるかが挑戦ですが、やりがいしかないのではと今から楽しみにしています。

ジョンは演劇の魔法が使える素晴らしい演出家で、心から信頼しています。カンパニーのみんなと一緒に、今回の新演出版に参加できることを光栄に思います。

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ミュージカル「ジェーン・エア」

2023年3月
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス

2023年4月
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

原作:シャーロット・ブロンテ
脚本・作詞・演出:ジョン・ケアード
作曲・作詞:ポール・ゴードン
翻訳・訳詞:今井麻緒子

キャスト

ジェーン・エア役 / ヘレン・バーンズ役:上白石萌音 / 屋比久知奈
エドワード・フェアファックス・ロチェスター役:井上芳雄

春野寿美礼仙名彩世樹里咲穂大澄賢也春風ひとみ / 折井理子、水野貴以中井智彦、萬谷法英、神田恭兵

※上白石萌音と屋比久知奈は役替わり、Wキャストで出演。

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