「THE 39 STEPS」クラウン（道化）役はあべこうじ＆小松利昌、135役を演じ分け

「THE 39 STEPS」で、あべこうじと小松利昌がクラウン（道化）役を務めることが明らかになった。

2人は135役を演じ分けながら、舞台上の装置転換や小道具のセットなどをこなし、劇の進行における重要なポジションを担う。あべは「4人しか出ない舞台で何役もこなすクラウンの先に自分の進化そして見て下さった皆様の何かの役に立てたらと思っております」、小松は「平方さんもソニンさんもあべこうじさんも初めての共演です。初めての方と4人でガッツリ濃密な舞台。これはもう、ワクワクが止まりません！」とコメントした。

「THE 39 STEPS」は、ジョン・バカンの小説「三十九階段」とアルフレッド・ヒッチコックが監督した映画「三十九夜」をもとにした舞台作品。ウォーリー木下が上演台本・演出を手がける今回の上演版では、平方元基が主人公のリチャード・ハネイを演じ、ソニンが3人のヒロインに扮する。公演は5月1日から17日まで東京・シアタークリエで行われる。チケットの一般販売は3月27日にスタート。

あべこうじコメント

「THE 39 STEPS」にクラウン役で出演させていただくことになり大変光栄でハッピィです!!

4人しか出ない舞台で何役もこなすクラウンの先に自分の進化そして見て下さった皆様の何かの役に立てたらと思っております。

スピード感溢れる時間を一緒に過ごしましょーーーwww

小松利昌コメント

皆様、初めまして！ この度クラウン役を務めさせて頂く、小松です。

平方さんもソニンさんもあべこうじさんも初めての共演です。初めての方と4人でガッツリ濃密な舞台。これはもう、ワクワクが止まりません！

クラウンを2人で135役演じますが、135役では収まらない気がしております。放課後の河川敷で遊んでいるような、そんなクリエイティブな稽古場になる予感がするのです。

アナログとハイテクのブレンドが得意なウォーリーさんの演出で、シアタークリエを遊び場に変えられるなんて！ 体力瞬発力だけで突っ走った20代、純粋に舞台に立つことが幸せだった30代、肩の力を抜くことを知った40代（遅）、全ての感覚束ねて挑ませて頂きます。

ウォーリー木下コメント

20代の頃に貪るように観たヒッチコックの映画にはたくさんのことを教えてもらった。「サイコ」「北北西に進路を取れ」「裏窓」「めまい」「鳥」「ファミリープロット」数え上げたらキリがない。

え 「39steps」？ そんなのあったっけ？ 記憶にない。観返してみた。やはり記憶にない。まだハリウッドに渡る前のイギリス時代の監督作だそうだ。若々しさと英国的ユーモアと映画愛に溢れている。

で、この舞台の方はというと、ヒッチコックの「The 39 Steps」を4人の俳優と3人の音楽家だけで作り上げる。ドタバタ、パロディ、ロマンス、そしてもちろんサスペンス。それらを「演劇」でしかできない方法で作ってみようと思う。子供に戻ったように、PLAYする。もちろん歌も歌ってもらうつもりだし、みんなで何役もやるし、影絵にパペットに効果音に照明操作までみんなでやってみる。演劇でできることを徹底的にやってみようと思う。お楽しみに。