北九州芸術劇場クリエイション・シリーズ「まつわる紐、ほどけば風」が、昨日2月17日に福岡・北九州芸術劇場 小劇場で開幕した。
北九州芸術劇場クリエイション・シリーズは、同劇場とアーティストが2年かけて演劇作品を立ち上げる企画。その第1弾となる「まつわる紐、ほどけば風」は、2020年2・3月に上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響により1日限りの公演となっていた。
作・演出を手がけるのは、劇団太陽族の
一軒家に義姉と姪の3人で暮らす独身の久代、夫婦で不動産会社に勤め、不妊治療を受けている恵、医者の夫と暮らしながら自身の生き方を模索する愛梨。それぞれの生活において孤独や不自由さを感じていた3人は、ボルダリングジムで出会い、次第に意気投合する。
開幕に際し、岩崎は「2020年、緊急事態宣言を目前に1ステージのみで延期となった公演。北九州で沢山の人々に取材し、様々な場所を巡り、やっと生まれた作品です。夫婦であること、同性愛、一人で生きていくこと、女性視点で問いかけます。コロナ禍前夜の濃密な人間関係はそのままに。2年を経て変わったこと、変わらないこと。それを検証する劇となりそうな予感がしています」と手応えを明かした。
なお本作では、北九州芸術劇場初の試みとなるライブ配信が実施される。配信されるのは19日18:00開演回で、視聴料金は1800円。公演は20日まで。
北九州芸術劇場クリエイション・シリーズ「まつわる紐、ほどけば風」
2022年2月17日(木)~20日(日)
福岡県 北九州芸術劇場 小劇場
作・演出:
出演:内山ナオミ、江崎萌葉、大野朱美、木下海聖、桜井玲奈 /
※江崎萌葉の「崎」は立つ崎が正式表記。
関連記事
北九州芸術劇場(J:COM北九州芸術劇場) @kicpac
【#紐風】
ステージナタリーさんにて「まつわる紐、ほどけば風」開幕記事を掲載いただきました!👏👏
撮れたての舞台写真と、作・演出の岩崎さんからのコメントも!ぜひ見てみてください😄 https://t.co/js4ph8Dwcq