お布団「ナイトドミナント」幕開け、得地弘基「境界や枠について、考えるための演劇です」

お布団 CCS/SC 1st Expansion「夜を治める者《ナイトドミナント》」が去る2月11日に開幕した。

「夜を治める者《ナイトドミナント》」は、“病”をテーマにした長期制作プロジェクト・CCS/SCの第1弾。シェイクスピアの「ハムレット」をベースにした本作は、昨年11月に行われたワークインプログレスの脚本を大幅に改訂し、ブラッシュアップしたものとなる。公演はWキャストで行われ、劇中では“病”と“健康”などの境界を巡る物語が展開する。

本作の作・演出を担う得地弘基は開幕に際し「ナイトドミナント、開幕しました。いろいろありましたが、無事幕が上がったようです。病 / 健康について、治る / 治らないについて、わたし / あなたについて、そういった境界や枠について、考えるための演劇です。舞台上で、キャラクターが、俳優がもがいています。彼らのプレイは、観客がいなければ成立しません。ぜひ、あなたからも、それを目撃し、彼らに問いかけてください。あなたが来たとき、あなたのために幕が上がります」とコメントした。

上演時間は約1時間50分。公演は2月27日まで、東京・こまばアゴラ劇場にて。