「ハムレット」をベースに、WIPをブラッシュアップしたお布団「夜を治める者」

お布団 CCS/SC 1st Expansion「夜を治める者《ナイトドミナント》」が、2月11日から27日まで東京・こまばアゴラ劇場で上演される。

「夜を治める者《ナイトドミナント》」は、“病”をテーマにした長期制作プロジェクト・CCS/SCの第1弾。シェイクスピアの「ハムレット」をベースにした本作は、昨年11月に行われたワークインプログレスの脚本を大幅に改訂し、ブラッシュアップしたものとなる。公演はWキャストで行われ、劇中では“病”と“健康”などの境界を巡る物語が展開する。

本作の作・演出を担う得地弘基は「この作品を作り始めてから、色々私も変わっています。私も病気になる可能性があるから、病気のあなたにも優しくしたほうがいい。として、それは、私はそうならなかったという分離じゃないか。本当は、何であれと、人には優しくできたほうがいい。私が昨日の私でなくても、あなたが昨日のあなたでなくても。その上で、誰もが次の日、同じ自分でいられるかはわからないのだから。なので、私たちは、私とかあなたとかいう言葉をもっと広げる必要がある。今はそういうことを考えて、つくっています。よければ、お越しください」とコメントした。