串田和美がリア王を演じる、木村龍之介演出「KING LEAR」ビジュアル解禁
2022年1月21日 11:00
「KING LEAR -キング・リア-」が、3月12日から16日まで長野・まつもと市民芸術館で上演される。
本公演では、
串田は本作について「この作品は若いころに感じた魅力とは全然違う、かといって歳を重ねたから悟れるものじゃない。分からないものは分からない、怒りはさらに沸いてくるし、それが虚しいことも感じながら、それでも怒りしかない。そんな風に感じていて、そう感じさせるシェイクスピアは、すごい作家だと改めて思います」と語り、上演に向けて「騙したり、騙されたり、そしてそこに『怒り』を覚え、その先に悲しみがある……そういう物語は、現代でも実感できると思います。今までにはない新しい舞台が生まれると思います」と期待を述べた。チケットの一般販売は、1月29日10:00にスタートする。
串田和美コメント
「リア王」は、当時、何を考えていたのか思い出せないくらい昔、今から44年前の自由劇場時代に演じたのですが、その時とはまた違う解釈が沸いてきて、長く生きていくのは良いことだなぁと感じています。この作品は若いころに感じた魅力とは全然違う、かといって歳を重ねたから悟れるものじゃない。分からないものは分からない、怒りはさらに沸いてくるし、それが虚しいことも感じながら、それでも怒りしかない。そんな風に感じていて、そう感じさせるシェイクスピアは、すごい作家だと改めて思います。演出の木村さんは、僕が育った時代のおっかない演出家とは違い(笑) 紳士的でとても丁寧。でもきっとそういう人ほど、芯が強くて心の奥の方には絶対に譲らないものを持っていると思っています。老王リアが娘たちに裏切られていく話です。騙したり、騙されたり、そしてそこに「怒り」を覚え、その先に悲しみがある……そういう物語は、現代でも実感できると思います。今までにはない新しい舞台が生まれると思います。是非、ご期待ください。
「KING LEAR -キング・リア-」
2022年3月12日(土)~16日(水)
長野県 まつもと市民芸術館
作:
翻訳:松岡和子
演出:
出演: