1月28日に開催される「Japan Musical Festival 2022」より、ミュージカル「ジャージー・ボーイズ」に出演する
5人は「Sherry」「Big Girls Don’t Cry」などを含む「ジャージー・ボーイズ・メドレー」を歌い上げた。「Can’t Take My Eyes Off of You」では2022年版でフランキー・ヴァリ役をWキャストで務める中川と花村が、美しいハーモニーを披露。「Japan Musical Festival 2022」への期待を高めた。
歌稽古後の囲み取材では、中川が韓国でミュージカルフェスティバルに出演した際に、その素晴らしさに感銘を受けたとし、「いつか日本でもミュージカルを主役として、老若男女が楽しめるフェスができたらと思っていました。演出面や出演者の豪華さは、1日じゃもったいない! でもこの1回を成功させて、盛り上がっていきたいです」と熱く語る。また、2020年にミュージカルデビューを果たした花村は「右も左もわからない中、こんなにすごい人たちと歌わせてもらえる。『ジャージー・ボーイズ』(として自分が出る姿)も初めて観ていただく場になるので、一生懸命練習してがんばりたい」と意気込んだ。一方、藤岡は「日本のミュージカルの労働者枠を代表して、カッコ良さ、きらびやかさだけではない、ミュージカルの良さを伝えたい。『Japan Musical Festival 2222』くらいまで出たいなと思っています」と言い、笑いを誘う。東は「さまざまな楽曲を歌うので、いろいろな作品があることを知ってもらうと同時に、ミュージカルを愛していただければ」、山野は「コーラスで参加しますが、お声がけいただき光栄です。一生懸命準備をして素晴らしい舞台にできるようにしたい」と語った。
花村は秋に上演される「ジャージー・ボーイズ」の新キャスト。今回の歌稽古で初めて振り付きで声を合わせた花村の吸収力に「ハンパない」と藤岡。「ハーモニーも素晴らしいし、ここからブラッシュアップしてきっと最高のメドレーを披露できるのでは」と期待を込める。中川は「僕たちが演じるのはフランキー・ヴァリという超的なボーカリストで、ソロからコーラスまで歌い分けなければならないんです。譜面に書かれていない歌い方に、演出を受けて、作り上げる中で初めて気付くこともある。花村さんの“今、全身全霊で届けます!”というフレッシュな力、輝きは、この作品になければならないと今日、感じました。今までと違う新たな『ジャージー・ボーイズ』のコーラスやハーモニーが生まれる予感がしています」と瞳を輝かせた。
また、当日披露される楽曲も明らかに。東は加藤和樹とミュージカル「エリザベート」より「闇が広がる」をデュエット。「2人とも経験していない作品で、新しいトートとルドルフの形をここだけでお届けできるのでは」と語る。藤岡はミュージカル「ミス・サイゴン」より「世界が終わる夜のように」を知念里奈と歌うほか、ミュージカル「RENT」より「What You Own」を花村と披露する。また、中川はミュージカル「モーツァルト!」より木下晴香との「愛していれば分かり合える」を予定。多彩な顔合わせのミュージカルソングがラインナップされた。
最後に「今年は夢をたくさん届けていきたい」と中川。「ミュージカルという世界の中で経験して来たことは1つひとつが奇跡。それは客席のお客様やエンタテインメントを楽しみにしてくれている方々にも伝わるものなんじゃないかなと。夢って言うと漠然としてしまうかもしれませんが、自分なりの軸を持って、音楽やステージに届けていく。そういうことを真剣に考え、1つひとつの作品に注いでいきたいです」と抱負を語った。
公演は東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて。当日はライブ配信・ライブビューイングも行われる。公演では28曲が予定されており、上演時間は休憩を含む約2時間30分。
「Japan Musical Festival 2022」
2022年1月28日(金)
東京都 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
出演:
映像出演:井上芳雄、海宝直人
音楽監督:園田涼
予定曲
- 「レ・ミゼラブル」より「夢やぶれて」(知念)、「彼を帰して」(藤岡)
- 「ワン・デイ・モア!」(加藤、知念、田代、木下、鈴木、平野)
- 「ミス・サイゴン」より「世界が終わる夜のように」(知念、藤岡)
- 「エリザベート」より「闇が広がる」(加藤、東)、「夜のボート」(田代、木下)
- 「モーツァルト!」より「愛していれば分かり合える」(中川、木下)、「僕こそ音楽」(井上、中川)
- 「1789-バスティーユの恋人たち-」より「サ・イラ・モナムール」(加藤、鈴木、平野、東)
- 「オペラ座の怪人」より「The Phantom of the Opera」(中川)
- 「ライオンキング」より「Circle of Life」(田代)
- 「リトルマーメイド」より「パート・オブ・ユア・ワールド」(木下)
- 「RENT」より「What You Own」(藤岡、花村)、「Seasons of Love」(全員)
- 「ジャージー・ボーイズ」より「ジャージー・ボーイズ・メドレー」スペシャルバージョン(中川、花村、藤岡、尾上、東、山野)
- 映画「グレイテスト・ショーマン」より「The Greatest Show」(全員)、「This is Me」(全員)
- 「ジャック・ザ・リッパー」より「こんな夜が俺は好き」(加藤)
- 「ディア・エヴァン・ハンセン」より「Waving Through A Window」(中川、藤岡、花村、東) ほか
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