リビングルームを巡る記憶、村田茜と吉田聡子らによる「In the Living room」

「In the Living room」が1月29・30日に東京・裏参道ガーデンにて上演される。

「In the Living room」では、振付・構成・出演を村田茜と吉田聡子が担当。渡邊由佳梨が作品のInstagramアカウントにて日記と写真を公開している。作品のコピーには、「ひろくはない 必要なものは手を伸ばせば届く場所にある、ような リビングルームでの誰かの手つきや思い出されること」と記された。

吉田聡子コメント

いまの私にとって自然な規模感で、手探りしたい。

目の行き届く、手の届く範囲で。

その手つきを観察しながら。

ここ2年、リビングルームでの時間が増えた

ひろくもせまくもない部屋の中

誰かがひくピアノ練習曲が聞こえる

公園で踊る女性が窓から見える

ここにいる限りどこにも行けないのかも、と思ったりするけど

踊る彼女を見ているとどこにでも行けるような気がする。

村田茜コメント

どこかにある小さな一室の、誰かの生活。

思い出す香り、音、感触。

ぬくもり、湿っぽさ、乾き。

そこにあったはずの、いつの間にかなくなってしまったもの。

これから出会うかもしれない、何か。

一つ一つを手に取り、思いにひたる。