「コーパル」は、アートプロジェクト「隅田川 森羅万象 墨に夢」の参加作品。本作は、落語「永代橋」、歌舞伎作品「八幡祭小望月賑」など、隅田川を舞台にした古典作品をコラージュした内容となっており、
柳生は「古典作品をコラージュし、古典に現代的な視点を取り入れた、新たな『隅田川物』として表現します。また今回、発表媒体をYouTubeで無料オンライン配信といたします。『映像配信で行える演劇体験とはなにか』を試行した作品です。古典ファンだけではない現代劇のファン方々など、広くお楽しみいただけると幸いです」とコメントしている。
公開は12月26日までの期間限定。なお「コーパル」と同様、隅田川をモチーフにした演劇作品「アンダーカレント」のアーカイブ映像が、現在同チャンネルで公開されている。併せてチェックしよう。
柳生二千翔コメント
「永代橋落橋事故」とは、1807年、江戸の隅田川にかかる永代橋が崩落した事故です。その死者は1500人以上と推定され、日本で起きた最悪の落橋事故の一つとも呼ばれています。当時の悲惨な様子を、文人・蜀山人は「永代の かけたる橋は落ちにけり きょうは祭礼 あすは葬礼」と詠みました。
まさに「この世の地獄」ともいうべき状況だったはずですが、江戸の人々はこの事件をモチーフとして、落語や歌舞伎などの娯楽作品に昇華していきました。私はカタストロフの中でも力強く生き、悲劇すら笑いの素材にしてしまう、江戸の力強い暮らしの文化に強い興味を持っています。
本企画では落語「永代橋」、歌舞伎「八幡祭小望月賑」などの古典作品をコラージュし、古典に現代的な視点を取り入れた、新たな「隅田川物」として表現します。
また今回、発表媒体をYouTubeで無料オンライン配信といたします。「映像配信で行える演劇体験とはなにか」を試行した作品です。古典ファンだけではない現代劇のファン方々など、広くお楽しみいただけると幸いです。
「コーパル」配信
2021年12月19日(日)19:00~26日(日)23:59
作・テキスト:
原案:落語「永代橋」、河竹黙阿弥「八幡祭小望月賑」ほか
出演:
映像:内田圭
助力:
ステージナタリー @stage_natalie
柳生二千翔、最新作「コーパル」で“映像配信で行える演劇体験とはなにか”を試行(コメント / 動画あり)
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