12月から来年1月にかけて新潟・東京・高知で上演されるNoism0 / Noism1「境界」より、稽古場写真と井関佐和子、
「境界」はNoism0とNoism1によるダブルビル公演。「Near Far Here」は、距離 / 接触、此岸 / 彼岸、生 / 死、過去 / 未来、光 / 影などをキーワードにした作品で、
「Near Far Here」に出演する井関は「この作品のタイトル『Near Far Here』はこのクリエーション過程そのものだと感じることがあります。一番近くて、一番遠い『自分』と言うものをここで他者と身心で通じることで、見出している。まさにそのものの様な気がします」とコメント。同作に出演する山田勇気は、Noism0のクリエーションについて「ルールが完成されない『遊び』の感覚があります。幕開きまでその過程は続きますが、今は、舞台上での一歩一歩が、何か重要なことを語るのだろうと感じています」と実感を述べる。
「Endless Opening」に出演する井本は「個人的なテーマとしては、毎回どれだけフレッシュに作品に取り組めるかが課題です。舞台上で共に踊るメンバーのエネルギーが交錯し、それぞれの個性がどのように出てくるのか楽しみです」と言い、同作に出演するポプラヴスキーは、山田うんとのクリエーションから受けている刺激について話しつつ、「今までにないコミュニケーション、音楽的感性、筋肉痛を経て、お互いになんとなくわかりあえたような気がします」と語っている。
公演は、12月17日から19日まで新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場、24日から26日まで東京・東京芸術劇場 プレイハウス、来年1月10日に高知・高知市文化プラザかるぽーと 大ホールにて行われる。
井関佐和子 コメント
今回の新作は、何か決まったゴールがあって始まったわけではありません。穣さんの中で大まかなイメージや音楽はあったにせよ、スタジオに3人で入り、瞬間瞬間に生まれるものをこぼさない様に集めていった感じです。Noism0の創作現場はいつも刺激的です。言葉で通じ合う前に身体で通じ合い、そのあと話し合い、更に深いところで共有できるプロセスは、舞踊家なら誰でも憧れるものだと思います。誰か1人がボソっと呟いた一言や、蘊蓄が、自らの、そして作品の世界を広げる瞬間に立ち会う時に、クリエーションの素晴らしさを感じますね。
この作品のタイトル「Near Far Here」はこのクリエーション過程そのものだと感じることがあります。一番近くて、一番遠い「自分」と言うものをここで他者と身心で通じることで、見出している。まさにそのものの様な気がします。
山田勇気 コメント
Noism0の創作過程では、どうやってそうなったのか思い出せないようなシーンがよくあります。穣さんのイメージ、演出意図が基礎にあることはもちろんですが、それが具体化する過程で、3人それぞれが、ありえるだろう選択肢を持ち寄り、それが組み合わさったりしながら、最初のイメージを揺り動かしていく。その過程を繰り返しながら作品が出来上がっていくのは、とても面白く、時に恐ろしくスリリング、実際はいよいよ楽しめるようになってきたぐらいかもしれません。そこにはルールが完成されない「遊び」の感覚があります。
幕開きまでその過程は続きますが、今は、舞台上での一歩一歩が、何か重要なことを語るのだろうと感じています。
井本星那 コメント
エネルギー溢れる山田うんさんとのクリエーションは私たちに新しい発想を与えてくださいます。うんさんの作品を通してより一層、舞踊とは何か……“身体を使う”ということの原点に立ち返るような感覚を感じています。
個人的なテーマとしては、毎回どれだけフレッシュに作品に取り組めるかが課題です。舞台上で共に踊るメンバーのエネルギーが交錯し、それぞれの個性がどのように出てくるのか楽しみです。丁寧に作品と向き合って挑戦し続けたいと思っています。
寒い中劇場へお越しくださる皆様に、心温まる舞台をお届けしたいです。
ジョフォア・ポプラヴスキー コメント
多くの人にとって、Noism=金森穣でしょう。これはある意味で真実だと思います。穣さんの目を通して身体を見る目を養い、穣さんが作品に望ものを体現し、穣さんの音楽性に息を吹き込む……とはいえ、他者の心になりきることは決してできないので、そのすべてが正しいということはありえないのですが。
では、山田うんさんのようなゲスト振付家とクリエーションをすることは、どういうことなのでしょうか。うんさんには、独自の抽象的な身体観があり、その音楽性はオフバランスで、ムーブメントの美学は歪みや捻じれにあるように思われます。
うんさんの芸術を昇華させつつ、いかに自分たちのカンパニーのアイデンティティを保つか。私たちは、自分の呼吸、身体の癖、掴みたいイメージを手放すことを学ばなければなりませんでした。
そうして動きは自由になり、オープンに対話もできるようになりました。今までにないコミュニケーション、音楽的感性、筋肉痛を経て、お互いになんとなくわかりあえたような気がします。
金森穣≠山田うん=Noism
Noism0 / Noism1「境界」
2021年12月17日(金)~19日(日)
新潟県 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場
2021年12月24日(金)~26日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス
2022年1月10日(月・祝)
高知県 高知市文化プラザかるぽーと 大ホール
演目
「Endless Opening」
演出振付:
出演:Noism1
「Near Far Here」
演出振付:
出演:Noism0
関連記事
Noismのほかの記事
リンク
新潟発!! 地域情報サイト「ミンツ」 @mints_niigata
Noism0&Noism1のダブルビル公演「境界」稽古場より、井関佐和子らメッセージ
https://t.co/MT8X3wzd2M