「WOWOWオリジナルドラマ 薄桜鬼」の合同取材会が12月初旬に東京都内で行われ、主演の
「薄桜鬼」は、テレビアニメ、劇場版アニメ、舞台、ミュージカル、コミックなど、さまざまなメディアミックス展開が行われてきた女性向け恋愛アドベンチャーゲーム。「薄桜鬼」を原作とした実写ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ 薄桜鬼」で、崎山は物語の主軸となる新選組の副長・土方歳三を演じる。
崎山は、本作への出演が決まったときの心境を振り返り、「多くの人に愛されてきた作品の実写化ということで、プレッシャーと責任を感じましたが、何より新選組を演じられることがうれしかったです」と笑顔を見せ、「撮影は東映の京都撮影所で行われ、時代劇さながらの撮り方になりました。土方さんを演じるにあたり、彼の生涯を描いた司馬遼太郎さんの歴史小説『燃えよ剣』を読んだのですが、『薄桜鬼』の原作をリスペクトしながらも、歴史ものとして違和感が出ないよう演じました」と真摯に語る。
土方歳三の人物像については「“鬼の副長”と呼ばれたくらいなので、厳しい人なのだろうと思っていましたが、その厳しさにも理由があり、男として曲げられない信念、新選組が掲げる“誠”というものに対しての思いが土方さんという人物を構成しているのだなと感じました。多くの人から信頼されていますし、男から見てもカッコ良い人です」と思いを口にする。
また崎山は「撮影前にキャスト陣で殺陣の稽古をした」と明かし、「殺陣のシーンは見どころのひとつ。アクション監督と相談しながら、現場で作り上げていきました。監督もスタッフさんもこれまで時代劇を撮影されてきた方々なので、『これは失敗できないぞ』と身が引き締まる思いでしたね」と撮影当時を回想。共演者と打ち解けたエピソードを尋ねられると、「撮影所の中にジムがあるのですが、コロナ禍なので換気しながら、出演者たちはそれぞれ鍛えたい部位を鍛えていました。新選組にも鍛錬の時間があったと思いますが、僕らはそこで仲良くなりましたね。(田中)幸太朗さんと才川コージくんの筋肉が特にすごかったです(笑)」と記者たちの笑いを誘った。
「薄桜鬼」で土方以外に好きなキャラクターを聞かれた崎山は「風間千景です」と即答。「鬼である風間は作中で悪役として描かれますが、鬼の勢力にもドラマがあるし、彼らなりの生き方がある。僕がもし(雪村)千鶴だったら風間について行っちゃうかもしれません(笑)」とほほ笑む。また原作を再現したシーンについては「“あごクイ”の場面をはじめ、原作の絵を忠実に再現するシーンは、ちゃんと“キュン”としていただけるようにこだわりました」と言葉に力を込めた。
最後に崎山は「このドラマは“本格時代劇とダークファンタジーが融合した新たなエンターテイメント”と銘打たれていますが、それはWOWOWさんの挑戦であり、僕自身の挑戦でもありました。新選組の面々や登場人物たちそれぞれが切り拓いていくものを映像から感じ取っていただきたいです」と視聴者にメッセージを送った。
「WOWOWオリジナルドラマ 薄桜鬼」では、六車雅宣と西片友樹が監督を務め、保木本真也が脚本、諸橋邦行が音楽を担当。全10話構成で、1月7日よりWOWOWプライム・WOWOWオンデマンドにて放送・配信される。
WOWOWプライム・WOWOWオンデマンド「WOWOWオリジナルドラマ 薄桜鬼」
2022年1月7日(金)23:30~(全10話)
原作:オトメイト(アイディアファクトリー / デザインファクトリー)
監督:六車雅宣、西片友樹
脚本:保木本真也
音楽:諸橋邦行
主題歌:吉岡亜衣加「誓ノ花片」
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【会見レポート】実写ドラマ「薄桜鬼」放送に向け、崎山つばさ「新選組が切り拓いていくものを感じて」 https://t.co/K0mG8XDKfr