PARCO PRODUCE 朗読劇「天切り松 闇がたり~闇の花道~」が2月に東京・愛知・大阪で上演される。
本作は、浅田次郎原作のシリーズ「天切り松 闇がたり」を朗読劇で上演するもの。出演者には
青木江梨花が脚本・構成、長部聡介が演出を務める今回は、「第一巻 闇の花道」のほか、第三夜「百万石の甍」、第四夜「白縫華魁」、第五夜「衣紋坂」からも物語が上演される。なお、終演後には猿之助、中車を中心としたアフタートークが開催される予定だ。
公演は2月6日に東京・PARCO劇場、8日に愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT、13日に大阪・森ノ宮ピロティホールにて。東京・愛知公演のチケットは12月25日10:00に、大阪公演のチケットは1月10日10:00に一般発売開始。
市川猿之助コメント
今回、猿之助と愉快な仲間たちと題して、朗読劇を行う運びとなりました。残念ながら、コロナ禍が、もはや日常となっている今では、ただただ立ち止まるのではなく、様々な制約の中で、できる限りのことを模索し、やっていくしかありません。ということで、第一回の公演として、朗読劇を上演いたします。題材は、浅田次郎先生の大人気シリーズ「天切り松 闇がたり」です。あの独特な文章のリズム、描かれる時代の雰囲気は、〈闇がたり〉とあるように、まさに言葉で紡ぎ出す音の世界にぴったりな作品であると思います。中車さん、壱太郎さん、石橋正次さんをはじめ、素敵な仲間たちと送る、心温まる人情の物語。現実をしばし忘れ、せめて劇場にいるひと時、妖しくもまた、不思議な世界にお遊びいただければ、幸いでございます。
市川中車コメント
私が朗読劇に挑戦させていただくのは、遥か30年ほど前の1990年代に挑んだ青井陽治さん訳・演出の「ラヴ・レターズ」、そして2014年の歌舞伎座での「瞼の母」以来、3度目のことと記憶しています。
思い起こせばこの2度はいずれも苦戦、確かな足跡を残せなかったという忸怩たる悔いがありました。しかし今回は、一門の頭領・市川猿之助さんを筆頭に、日頃馴染みの深い方々との共演での挑戦を果たすことが出来ます。しっかりと役を捉え、昨今の状況で劇場から足が遠のいた皆様にも、何かしらの痛烈な印象を植え付けられるようなひと時にしたいと思っております。
ぜひ耳を傾けにお越しください!
中村壱太郎コメント
まさかの巡り合わせにビックリしております!
学生時代に偶然手にした「天切り松 闇がたり」の一冊、そこから瞬く間にその世界観にのめりこんで当時発売されていた4巻までを一気に読み切った覚えのある作品にこうして関わることになるとは! ご縁に感謝し、まだ本棚に眠っているであろうその時の懐かしい文庫本を引っ張り出してきて、この朗読劇に臨みたいと思います。声でどれだけの情景をお客様にお伝えできるか、まさに安吉が留置所で囚人たちに語りかけていたように、劇場に大正ロマンの匂いをお届けする一役を担えたらと意気込んでおります。はてさて何のお役をさせていただけるのだろう!? 楽しみでなりません。
石橋正次コメント
登場人物が織りなす見事なまでに粋な男の心情美しく悲しい作品です。純な男の心意気が消えて行く現代に光あれ。きっと最年長の私、老骨ながら粋に演じてみたいです。猿之助さん、「スーパー歌舞伎II 新版 オグリ」にて大変お世話になりました。又この度、愉快な仲間達に入れていただき有りがたき幸せ。
長部聡介コメント
今から30年以上前の昭和の留置場から、さらに遡ること70年、大正の世を振り返る天下の大泥棒、天切り松こと村田松蔵の闇語り。義を貫いて、情に厚く、弱者に優しい、松蔵たち義賊の活躍を描いた浅田次郎さんの傑作、「闇の花道」を朗読劇として上演します。この傑作が、市川猿之助さんと、市川中車さんをはじめとするその仲間達の迫真の語りで劇場に立ち上がることに胸を躍らせています。今、世界を覆う重苦しい雲の上からひらりと舞い降りる天切りの松蔵とその仲間達。彼らの力強い言葉が人々の心に少しでも希望の火を灯せることを願ってやみません。
PARCO PRODUCE 朗読劇「天切り松 闇がたり~闇の花道~」
2022年2月6日(日)
東京都 PARCO劇場
2022年2月8日(火)
愛知県 穂の国とよはし芸術劇場PLAT
2022年2月13日(日)
大阪府 森ノ宮ピロティホール
原作:浅田次郎「天切り松 闇がたり 第一巻 闇の花道」(集英社文庫)
脚本・構成:青木江梨花
演出:長部聡介
出演:
中村 壱太郎 ( Nakamura Kazutaro ) @Rinta0803
2022年2月、
東京・名古屋・大阪で❗️
📕朗読劇📕に参加させていただきます^_^
ワクワクすぎる(^-^)✨
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市川猿之助が朗読劇
「天切り松 闇がたり」
ゲストに市川中車・中村壱太郎・石橋正次ら(コメントあり) https://t.co/HbOcNfsPLo