スペースノットブランク「ウエア」「ハワワ」が、1月7日から23日まで東京・こまばアゴラ劇場で上演される。
これは、「ウエア」と「ハワワ」の2作品を同時期に上演する企画。いずれも、ゆうめいの
池田は「『ウエア』は映像制作会社、『ハワワ』はネットカジノが舞台になってます。正直原作を読んでもらいたい気持ちもありますが、そこはスペースノットブランクが凝縮して舞台作品にします。自分は作者名より匿名で書いた作品数の方が遥かに多いので、そんな自分を振り返り、時には疑いながら作りました」「この名前を出せる・出せないの生き方と境界線はなんなのか、そして作者名を出して書くということにかなりの抵抗があった匿名の自分の現実を描くことが軸にもある作品になったと思います。そんなことを長々言っておりますが、結局のところ好き放題楽しんでもらえるようなエンターテインメントを目指しました。ぜひお楽しみください」とコメントした。
「ウエア」は1月7日から15日まで、「ハワワ」は15日から23日まで上演される。なお、15日公演のみ、「ウエア」と「ハワワ」の通し上演が実施される。チケットの一般販売は、12月18日10:00にスタート。
池田亮コメント
WordとExcelとPowerPointとQuickTimeとPremiere ProとMedia EncoderとPhotoshopとIllustratorとInternet ExplorerとGoogle ChromeとNortonらを使い、写真、もう使わなくなったメーリングリスト、テキスト、動画、メール、聖書、スマホゲームマニュアル、レーヴン / ジョンソン生物学、道端で拾った官能小説、猫、体験、紙とペンを全て組み合わせて原作を描きました。なので『ウエア』と『ハワワ』のデータ容量は3Gバイトを超えている物語となりました。何言ってるんだって感じですが、原作は実際そのような形式になっています。
小説だけでなくイラストも映画もプレゼンテーションもメーリングリストも、全てのデータを行き来して楽しめるアドベンチャーを描きました。
「ウエア」は映像制作会社、「ハワワ」はネットカジノが舞台になってます。正直原作を読んでもらいたい気持ちもありますが、そこはスペースノットブランクが凝縮して舞台作品にします。
自分は作者名より匿名で書いた作品数の方が遥かに多いので、そんな自分を振り返り、時には疑いながら作りました。
作者名で物語を書く時と、匿名で物語を書く時、表現する内容は全く異なると考えています。匿名で物語を書いてネットに上げていた時、作者名で物語を書いている人に対し大きな特権を感じている時期もありました。日常の中でどうしても隠さなければならないと思うことをどう表現するかを自分は悩んでいるのに、既に出せている時点で、その出し方の方ばかり気になってしまう。なので同じ匿名の作品ばかりを好き好んで読み、作っていました。
この名前を出せる・出せないの生き方と境界線はなんなのか、そして作者名を出して書くということにかなりの抵抗があった匿名の自分の現実を描くことが軸にもある作品になったと思います。
そんなことを長々言っておりますが、結局のところ好き放題楽しんでもらえるようなエンターテインメントを目指しました。
ぜひお楽しみください。
スペースノットブランク「ウエア」「ハワワ」
2022年1月7日(金)~23日(日)
東京都 こまばアゴラ劇場
原作・美術:
演出:
音楽:
「ウエア」
2022年1月7日(金)~15日(土)
出演:
「ハワワ」
2022年1月15日(土)~23日(日)
出演:
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池田亮が原作担う2作品、スペースノットブランク「ウエア」「ハワワ」(コメントあり)
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