1954年にアメリカでテレビドラマとして放送された「十二人の怒れる男たち」は、その後、舞台化や映画化もされたレジナルド・ローズの代表作の1つ。作中では、12人の陪審員たちの姿を描く法廷劇が展開する。スラム街に暮らす少年が父親を殺した容疑で起訴され、12人の男たちが陪審員室に集まり審議に入る。誰もが少年の有罪を確信する中、1人の陪審員が「話し合いたい」と意義を唱えた。彼は粘り強く語りかけ、少年に不利な証拠や証言の疑わしい点を再検証するよう、集団心理を導き……。
上演決定に際し、西沢は「密室で長時間、目の前にいる相手と言葉をぶつけ合う。そんな時代の流行に逆らうようなやり方で、私たちの正義をもう一度確かめてみようと思う。演出的には、奇をてらうような真似は何もない。ただひたすらに俳優たちの生きざまを観ていただきたいだけである」とコメント。ゴツプロ!主宰の塚原は「コロナ禍の悶々とした日々を過ごす中で、濃密な熱気を帯びた芝居がやりたいと強く思うようになった。その時から演出家・西沢栄治氏の顔が頭から離れなくなり、ゴツプロ!の演出を懇願した」「ゴツプロ!が、本多劇場で、西沢演出で、この俳優達とスタッフで、この作品に挑む。血が騒いでいる」と意気込みを語った。
チケット情報ほか公演の詳細については続報を待とう。
西沢栄治コメント
「怒れる男」とは一体なんだろう。衝突を避け、本音を語ることのない現代において、正しく「怒る」ことの価値を見出だすことが出来るだろうか。
密室で長時間、目の前にいる相手と言葉をぶつけ合う。そんな時代の流行に逆らうようなやり方で、私たちの正義をもう一度確かめてみようと思う。
演出的には、奇をてらうような真似は何もない。ただひたすらに俳優たちの生きざまを観ていただきたいだけである。
塚原大助コメント
コロナ禍の悶々とした日々を過ごす中で、濃密な熱気を帯びた芝居がやりたいと強く思うようになった。その時から演出家・西沢栄治氏の顔が頭から離れなくなり、ゴツプロ!の演出を懇願した。
「数多の演出家や俳優が挑んできた作品に、自分達は何が刻めるのか。」それが西沢氏が古典戯曲に果敢に挑み続ける答えだった。
演目は「十二人の怒れる男」
熱烈なラブコールを送り出演を決めてくれた俳優陣。
ゴツプロ!が、本多劇場で、西沢演出で、この俳優達とスタッフで、この作品に挑む。
血が騒いでいる。
ゴツプロ! 第7回公演「十二人の怒れる男」
2022年5月13日(金)~22日(日)
東京都 本多劇場
作:レジナルド・ローズ
翻訳:額田やえ子
演出:
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