パルコ・プロデュース 2022「ロッキー・ホラー・ショー」の合同取材会が11月中旬に東京都内で行われ、主演の
「ロッキー・ホラー・ショー」は、1973年に初演されたロックミュージカル。パルコ・プロデュース公演としては、2017年以来、約5年ぶりの上演となる今回は、前回に続いて演出を河原雅彦、振付を東京ゲゲゲイのMIKEYが手がける。出演者にはフランク・フルター役の古田をはじめ、小池徹平、ISSA、昆夏美、フランク莉奈、峯岸みなみ、東京ゲゲゲイ、武田真治、ROLLY、岡本健一が名を連ねた。
「ロッキー・ホラー・ショー」について、古田は「子供の頃から大好きな作品で、映画『The Rocky Horror Picture Show』(※邦題は『
古田は、自身が出演した、2011年のいのうえひでのり演出版と、2017年の河原雅彦演出版を振り返り、「いのうえさんの演出は『The Rocky Horror Picture Show』に対するリスペクトが強めでしたね。前回のリーダー(河原)演出は、ライブ感重視で、とにかくお客さんをいじる(笑)。今はコロナ禍でお客さんに『叫べ! 踊れ!』とは言えないので、制約がある中で、どうやってお客さんと遊ぼうかを企んでいます」と笑顔を見せた。
今回の公演では“フランク・古田ー(フルター)卒業”が掲げられている。このことについて記者に尋ねられると「実は前回で(フランク・フルター役を)終わらせるつもりだったんです。プロデューサーやリーダーから、『この演出でもう1回やりたい。若手で誰かフランク役にふさわしい俳優いない?』と相談を受け、いろいろ考えた結果、『やっぱオイラじゃね?』という感じになって(笑)。今回は『終わりだよ』って言っておかないと、『またオイラの出番かな?』って言っちゃいそうだから区切りをつけました」とエピソードを明かす。さらに「そろそろ本気で日本人がやる“『ロッキー・ホラー・ショー』みたいなこと”をやりたいというのもあります。歌って踊って、お客さんをいじって、楽しいオリジナルの芝居を本腰を入れて作らないと、体にガタもきてるんで(笑)。もうすぐ56歳になりますが、60歳まではあらがいます」と目標を掲げた。
新キャストであるジャネット役の昆について問われると、古田は「個人的にはミュージカル『アダムス・ファミリー』のウェンズデー役のかわいらしい役のイメージが強い。ジャネット役で新たな一面を見られそうなので楽しみですね」と語る。同じく新キャストの峯岸については「この間、テレビのバラエティ番組で峯岸さんを観て爆笑したことがあって。“おもしろ方面”でも期待しています」と期待を寄せた。
また前作から続投する小池とISSAに「前作のことは全部忘れろ! 君たちの役を新しく構築しなさい」とアドバイスしたことを明かしつつ、「今回はいのうえ版に出ていたオカケン(岡本)も参加しますし、楽しみですね。前回(吉田)メタルがやっていたロッキー役を今回は真治が演じますが、ちゃんとオイラをお姫様抱っこできるのかという心配があります。コロナ禍でだいぶ太ったので(笑)」と記者たちの笑いを誘った。
最後に古田は「“お客さんと一緒に遊ぶ”というのが大前提の作品ですが、このご時世ですので、鋭意作戦を立てております。公式グッズを買うと楽しめる演出もあると思うので、お楽しみに!」と観客にメッセージを送った。
公演は来年1月13日から16日まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 ホール、20日から23日まで大阪・森ノ宮ピロティホール、29・30日に広島・上野学園ホール、2月4日から6日まで福岡・北九州芸術劇場 大ホール、12日から28日まで東京・PARCO劇場で行われる。神奈川・広島、福岡、東京公演のチケット一般販売は11月27日にスタート。
パルコ・プロデュース 2022「ロッキー・ホラー・ショー」
2022年1月13日(木)~16日(日)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 ホール
2022年1月20日(木)~23日(日)
大阪府 森ノ宮ピロティホール
2022年1月29日(土)・30日(日)
広島県 上野学園ホール
2022年2月4日(金)~6日(日)
福岡県 北九州芸術劇場 大ホール
2022年2月12日(土)~28日(月)
東京都 PARCO劇場
脚本・作詞・作曲:リチャード・オブライエン
演出:河原雅彦
翻訳:高橋ヨシキ
訳詞・音楽監督:ROLLY
振付:MIKEY
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【#舞台RHS2022 掲載情報】
「ステージナタリー」で #ロッキーホラーショー の合同取材会の記事が公開されました。是非ご覧ください!
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