礼真琴「おまたせいたしました」全星組生で2年ぶり東京宝塚劇場、「柳生忍法帖」&モアダン明日開幕

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宝塚歌劇星組「宝塚剣豪秘録『柳生忍法帖』」「ロマンチック・レビュー『モアー・ダンディズム!』」の東京・東京宝塚劇場公演が、明日11月20日に開幕する。それに先駆け、公開舞台稽古が行われた。

「宝塚剣豪秘録『柳生忍法帖』」は、山田風太郎原作の時代劇小説「柳生忍法帖」を、初めて舞台化するもの。同作は山田の忍法帖シリーズの1つで、実在した剣豪・柳生十兵衛の物語を、大野拓史の脚本・演出で送る。十兵衛は、仇討ちを企てる女たちの指南役として豊臣秀頼の妻だった千姫(天樹院)に呼ばれ、やって来る。七本槍衆などを相手に自らも死闘を繰り広げながら、女たちを守り、鼓舞する姿はまさに誰もが惹かれるイイ男。そんな主人公に、トップスターの礼真琴が、高い身体能力と、時にコミカルに、時に精悍な魅力で扮した。

原作で魔人のように描かれる芦名銅伯を演じるのは、愛月ひかる。七本槍の育ての師で不死身の肉体を持つ謎めいた銅伯を、愛月は持ち前の品の良さを妖しさに転換して好演。ダークなキャラクターを魅力的に立ち上げ、退団の花道を飾る。また、銅伯の娘で、暴政を敷く会津藩主・加藤明成の側室・ゆらを演じるトップ娘役の舞空瞳は、父からの影響と、敵対する十兵衛への恋心に引き裂かれるヒロインを説得力を持って演じた。

「ロマンチック・レビュー『モアー・ダンディズム!』」は、岡田敬二の作・演出によるロマンチック・レビュー。“男役の美学”を追求した“ダンディズム”シリーズの第3弾で、宝塚レビューらしい美しさと華やかさ、儚さのある歌とダンスのめくるめく世界が展開する。

なお、東京公演千秋楽となる12月26日13:30開演回は、Rakuten TV、U-NEXT、dTVでライブ配信、全国各地の映画館でライブ中継される。また、2日18:30開演の新人公演もRakuten TV、U-NEXT、dTVでライブ配信される予定だ。

礼は「星組生全員で東京宝塚劇場の舞台に立たせていただくのは2年ぶりとなります。大変おまたせいたしました。お芝居でもレビューでも、一人ひとりの個性と全員のパワーを感じていただけるよう、星組生一同、精一杯務めてまいります。12月26日の千秋楽までどうぞよろしくお願いいたします」とコメントした。

宝塚歌劇星組「宝塚剣豪秘録『柳生忍法帖』」「ロマンチック・レビュー『モアー・ダンディズム!』」

2021年9月18日(土)~11月1日(月)※公演終了
兵庫県 宝塚大劇場

2021年11月20日(土)~12月26日(日)
東京都 東京宝塚劇場

宝塚剣豪秘録「柳生忍法帖」

原作:山田風太郎「柳生忍法帖」(KADOKAWA 角川文庫)
脚本・演出:大野拓史
出演:礼真琴舞空瞳 ほか

ロマンチック・レビュー「モアー・ダンディズム!」

作・演出:岡田敬二
出演:礼真琴、舞空瞳 ほか

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