これは2018年に死去した
昭和15年(1940年)、東京は“怪奇紅マント”の噂で持ちきりだった。日中戦争から太平洋戦争へと移りゆく戦争下、当局は紙芝居「紅マント」を弾圧し、焼却していく。そしてその7年前、三原山火口ではとある女学生の自殺事件が起こり……。
流山児は今作について「1983年2月に流山児祥:演出で初演、その後、月蝕歌劇団で4回再演された、高取の初期の代表作である。評論家:三浦雅士氏はこの劇の初演時『主題は誰のものでもない歴史の記憶であり、そして少女の冒険である。少女が人間の、劇場の、都市のメタファーにまで展開してゆくか?』と、その後の高取演劇を予感していた。38年ぶりに台本に向き合うと、高取英という唯一無二のアナーキズムの劇詩人の瑞々しさにクラクラした。この劇には『戦前の帝都:トーキョー』の風景が蠢いている」と述べ、「演劇界唯一無二の『高取ワールド』全開で爆走します。12月、スズナリで待ってます」と観客にメッセージを送った。
なお12月10日14:00開演回にはアフタートークを実施。月蝕歌劇団の
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流山児★事務所 高取英メモリアル2021「帝国月光写真館」
2021年12月8日(水)~12日(日)
東京都 ザ・スズナリ
作:
音楽:
演出:
振付:神在ひろみ
出演:
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流山児祥 @ryuzanji3
高取英メモリアル公演「帝国月光写真館」上演、流山児祥「高取ワールド全開で爆走」(コメントあり) https://t.co/HYXR2rWyFc