ミュージカル「フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~」の製作発表が、本日10月28日に東京都内で行われた。
「フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~」は、
前半にお披露目されたのは、ラオウ役の
またユリア役の
大貫は愛すべき仲間や強敵たちの悲しみを胸に、救世主として立ち上がるケンシロウの思いを歌に乗せ、美声を響かせる。白いドレスに身を包んだ平原とMay'nは、癒やしの力を持つ女性ユリアの慈悲深さをパフォーマンスで体現。加藤、小野田、植原、上田らもそれぞれの役に入り込み、美麗なメロディに乗せてパワフルに歌い上げた。
パフォーマンス後はワイルドホーンが報道陣の前であいさつ。ワイルドホーンは「ニューヨークも日本も、コロナの影響で本当に大変な日々でしたが、昨日、約1年半ぶりに稽古場という空間に足を運ぶことができました。私は音楽の癒しの力、愛の力は国境を越えると信じております」と感慨を述べ、「本日、皆さんの素晴らしい歌唱を聴けて、ご一緒できたことを名誉に感じます。私は心を込めて曲を書く作曲家ですので、歌い手の皆さんにも心で歌っていただきたい。今日はその心を感じることができました」と笑顔を見せた。
続いては、大貫、平原、May'n、加藤、小野田、植原、上田、伊礼、上原、福井、宮尾、演出の
続く平原は「ユリアは孤独に戦う男たちに光や癒しを届ける存在。実はどの男性キャラクターより、心の面では強いんじゃないかと思います」、May'nは「私はキックボクシングを続けているので、『ついに私の筋肉を見せるときがきた!』と思ったのですが、ユリア自身は戦わないので、“心・技・体”のうち“心”の部分をユリアに生かせたら」とそれぞれ役について言及する。
「北斗の拳」のアニメをリアルタイムで観ていたという福井は「原作でも人気のあるラオウ役ということで、コロナ禍でなまった体を鍛えております(笑)。多くの方に愛される作品になると確信しております」とコメント。宮尾は「お話をいただいたとき『僕は一体何のプロテインを飲めばいいのか?』と思いました。いろいろと探して、良いプロテインを見つけました(笑)。アクション、フライング、熱いお芝居、歌、踊り、たくさんの要素が詰まった観たことのないミュージカルになると思います。お楽しみに!」と呼びかける。
「子供の頃に“北斗の拳ごっこ”をしていました」というエピソードを明かした加藤は「大好きな作品に出演できて光栄です。トキは宿命を背負い、それを受け入れて生きている男なので、どのように作っていこうかなと。石丸さち子さんにすべて預け、共に戦っていきたい」と決意を新たにし、小野田は「体の筋肉だけでなく“心の筋肉”まで厚くなるような、演じがいのあるミュージカルです。最高のエンタメになるよう努めます」と意気込んだ。
伊礼は「僕も中学生の頃に“北斗の拳ごっこ”をしていましたので、ケンシロウの『アタタタタ!』がうまい(笑)」とケンシロウのモノマネで会場を沸かせ、「今日は公開されませんでしたが、リンの楽曲が大好きで、初めて聴いたときに泣きました。ぜひ注目してほしいです」とアピール。上原は「原作の名言がちゃんと台本に入っていて、『あべし!』や『ひでぶ!』も再現されます。稽古場での読み合わせでも素晴らしい『ひでぶ!』を聞けました。僕と伊礼さんが演じるレイは“南斗水鳥拳”なので舞台上でも飛びます(笑)」と伊礼と目を合わせた。
さらに植原は「稽古場が白熱しています。原作に忠実な部分もありますが、ミュージカル版ならではのストーリー展開もあるのでお楽しみに!」と期待を煽る。「今回、グランドミュージカルに初挑戦します」と切り出した上田は「稽古序盤から緊張しておりましたが、Wキャストの植原くんが同い年ででホッとしました。石丸さんの愛に包まれながら、共演者の方々にも仲良くしていただいています。自分自身はまだ課題だらけなので、本番までにしっかり作り上げていきたいです」と言葉に力を込めた。
最後に大貫は「今日、皆さんにやっと歌を披露できました。ここから1カ月弱、どんどん磨きをかけて、素晴らしいものをお届けしたい。キャスト・スタッフ一丸となってがんばります」と抱負を語り、石丸は「ケンシロウが愛を守るため、怒りに打ち震えながら戦っているとき、新たなリーダーの登場を感じます。世界的なレベルの歌とアクションの融合に、私は胸が震えます。劇場が苦しんでいる時代ですが、皆さんに新しいミュージカルを届けられるよう歩んでおります。ぜひ劇場にお越しください!」と観客にメッセージを送った。
国内公演は、12月8日から29日まで東京・日生劇場、来年1月8・9日に大阪・梅田芸術劇場 メインホール、15・16日に愛知・愛知県芸術劇場 大ホールで行われ、来年秋には中国ツアーが予定されている。国内公演のチケットは11月9日に発売予定。
ミュージカル「フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~」
2021年12月8日(水)~29日(水)
東京都 日生劇場
2022年1月8日(土)・9日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
2022年1月15日(土)・16日(日)
愛知県 愛知県芸術劇場 大ホール
※2022年秋に中国ツアーを予定。
原作:漫画「北斗の拳」(原作:
作曲:
演出:
脚本・作詞:
振付:
キャスト
ケンシロウ:
ユリア:
トキ:
シン:
リュウケン ほか:
トウ・トヨ:
マミヤ:
レイ / ジュウザ:
ラオウ:
バット:
リン:山崎玲奈、近藤華
リハク ほか:
青年ラオウ ほか:
ライガ ほか:後藤晋彦
フウガ ほか:田極翼
青年トキ ほか:
ダグル ほか:
ミスミ ほか:安福毅
飯作雄太郎、岩瀬光世、輝生かなで、坂口杏奈、澄人、内木克洋、中野高志、原広実、妃白ゆあ、
※山崎玲奈の「崎」は立つ崎(たつさき)、辻本知彦の「辻」は1点しんにょうが正式表記。
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【会見レポート】「北斗の拳」ケンシロウ役の大貫勇輔らが歌唱披露、ワイルドホーンのピアノ演奏も
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