「北斗の拳」ケンシロウ役の大貫勇輔らが歌唱披露、ワイルドホーンのピアノ演奏も

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ミュージカル「フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~」の製作発表が、本日10月28日に東京都内で行われた。

ミュージカル「フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~」製作発表より。

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ミュージカル「フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~」製作発表より。

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「フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~」は、武論尊原哲夫によるマンガ「北斗の拳」をミュージカル化するもの。製作発表では、まずキャスト陣による歌唱パフォーマンスが実施された。

ミュージカル「フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~」製作発表より。

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前半にお披露目されたのは、ラオウ役の福井晶一宮尾俊太郎、シン役の植原卓也上田堪大が歌う「揺るぎなき信念」、ケンシロウ役の大貫勇輔、バット役の渡邉蒼、リン役の山崎玲奈と近藤華、マミヤ役の松原凜子、トヨ役の白羽ゆり、ミスミ役の安福毅による「心の翼」、トキ役の加藤和樹小野田龍之介、レイ役の伊礼彼方上原理生による「願いを託して」、伊礼と上原がジュウザ役に扮する「ヴィーナスの森」、そして加藤と小野田、青年トキ役の百名ヒロキ、青年ラオウ役の一色洋平、リュウケン役の川口竜也による「兄弟の誓い」だ。

左から平原綾香、フランク・ワイルドホーン。

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May'n

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左から大貫勇輔、フランク・ワイルドホーン。

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またユリア役の平原綾香May'nが歌唱する「氷と炎」、大貫が歌う「心の叫び」では、作曲家のフランク・ワイルドホーンが登場し、自らピアノを演奏した。

「お前はもう、死んでいる」と、ケンシロウの決めゼリフを口にする大貫勇輔。

「お前はもう、死んでいる」と、ケンシロウの決めゼリフを口にする大貫勇輔。[拡大]

大貫は愛すべき仲間や強敵たちの悲しみを胸に、救世主として立ち上がるケンシロウの思いを歌に乗せ、美声を響かせる。白いドレスに身を包んだ平原とMay'nは、癒やしの力を持つ女性ユリアの慈悲深さをパフォーマンスで体現。加藤、小野田、植原、上田らもそれぞれの役に入り込み、美麗なメロディに乗せてパワフルに歌い上げた。

フランク・ワイルドホーン。

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パフォーマンス後はワイルドホーンが報道陣の前であいさつ。ワイルドホーンは「ニューヨークも日本も、コロナの影響で本当に大変な日々でしたが、昨日、約1年半ぶりに稽古場という空間に足を運ぶことができました。私は音楽の癒しの力、愛の力は国境を越えると信じております」と感慨を述べ、「本日、皆さんの素晴らしい歌唱を聴けて、ご一緒できたことを名誉に感じます。私は心を込めて曲を書く作曲家ですので、歌い手の皆さんにも心で歌っていただきたい。今日はその心を感じることができました」と笑顔を見せた。

石丸さち子

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続いては、大貫、平原、May'n、加藤、小野田、植原、上田、伊礼、上原、福井、宮尾、演出の石丸さち子が登壇。石丸は「『北斗の拳』には、出会いや別れ、光を探すこと、影の中で苦しむこと、リーダーとなることに悩む人、戦うこと、そして愛と、ミュージカルに必要なエッセンスがたくさん含まれています。脚本・作詞の高橋亜子さんが原作と向き合って、原作をリスペクトした世界観を作り上げてくださいました。そこにフランクさんの素晴らしい楽曲が重なります。私はミュージカルとして『北斗の拳』を立ち上げるため、妄想、空想をしています。オリジナル作品を作り出すための勢いとエネルギーが稽古場で生まれています」と力強く語る。大貫は「オファーが来たとき、『僕がケンシロウですか?』という驚きがありましたが、素晴らしい楽曲と皆さんの力をお借りしながら日々ケンシロウを目指しております」と目標を掲げた。

左からMay'n、大貫勇輔、平原綾香、加藤和樹。

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続く平原は「ユリアは孤独に戦う男たちに光や癒しを届ける存在。実はどの男性キャラクターより、心の面では強いんじゃないかと思います」、May'nは「私はキックボクシングを続けているので、『ついに私の筋肉を見せるときがきた!』と思ったのですが、ユリア自身は戦わないので、“心・技・体”のうち“心”の部分をユリアに生かせたら」とそれぞれ役について言及する。

福井晶一

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宮尾俊太郎

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「北斗の拳」のアニメをリアルタイムで観ていたという福井は「原作でも人気のあるラオウ役ということで、コロナ禍でなまった体を鍛えております(笑)。多くの方に愛される作品になると確信しております」とコメント。宮尾は「お話をいただいたとき『僕は一体何のプロテインを飲めばいいのか?』と思いました。いろいろと探して、良いプロテインを見つけました(笑)。アクション、フライング、熱いお芝居、歌、踊り、たくさんの要素が詰まった観たことのないミュージカルになると思います。お楽しみに!」と呼びかける。

左から平原綾香、加藤和樹、小野田龍之介。

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左から加藤和樹、小野田龍之介、伊礼彼方、上原理生。

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「子供の頃に“北斗の拳ごっこ”をしていました」というエピソードを明かした加藤は「大好きな作品に出演できて光栄です。トキは宿命を背負い、それを受け入れて生きている男なので、どのように作っていこうかなと。石丸さち子さんにすべて預け、共に戦っていきたい」と決意を新たにし、小野田は「体の筋肉だけでなく“心の筋肉”まで厚くなるような、演じがいのあるミュージカルです。最高のエンタメになるよう努めます」と意気込んだ。

左から小野田龍之介、伊礼彼方、上原理生。

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左から伊礼彼方、上原理生。

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伊礼は「僕も中学生の頃に“北斗の拳ごっこ”をしていましたので、ケンシロウの『アタタタタ!』がうまい(笑)」とケンシロウのモノマネで会場を沸かせ、「今日は公開されませんでしたが、リンの楽曲が大好きで、初めて聴いたときに泣きました。ぜひ注目してほしいです」とアピール。上原は「原作の名言がちゃんと台本に入っていて、『あべし!』や『ひでぶ!』も再現されます。稽古場での読み合わせでも素晴らしい『ひでぶ!』を聞けました。僕と伊礼さんが演じるレイは“南斗水鳥拳”なので舞台上でも飛びます(笑)」と伊礼と目を合わせた。

植原卓也

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上田堪大

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さらに植原は「稽古場が白熱しています。原作に忠実な部分もありますが、ミュージカル版ならではのストーリー展開もあるのでお楽しみに!」と期待を煽る。「今回、グランドミュージカルに初挑戦します」と切り出した上田は「稽古序盤から緊張しておりましたが、Wキャストの植原くんが同い年ででホッとしました。石丸さんの愛に包まれながら、共演者の方々にも仲良くしていただいています。自分自身はまだ課題だらけなので、本番までにしっかり作り上げていきたいです」と言葉に力を込めた。

最後に大貫は「今日、皆さんにやっと歌を披露できました。ここから1カ月弱、どんどん磨きをかけて、素晴らしいものをお届けしたい。キャスト・スタッフ一丸となってがんばります」と抱負を語り、石丸は「ケンシロウが愛を守るため、怒りに打ち震えながら戦っているとき、新たなリーダーの登場を感じます。世界的なレベルの歌とアクションの融合に、私は胸が震えます。劇場が苦しんでいる時代ですが、皆さんに新しいミュージカルを届けられるよう歩んでおります。ぜひ劇場にお越しください!」と観客にメッセージを送った。

国内公演は、12月8日から29日まで東京・日生劇場、来年1月8・9日に大阪・梅田芸術劇場 メインホール、15・16日に愛知・愛知県芸術劇場 大ホールで行われ、来年秋には中国ツアーが予定されている。国内公演のチケットは11月9日に発売予定。

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ミュージカル「フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~」

2021年12月8日(水)~29日(水)
東京都 日生劇場

2022年1月8日(土)・9日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール

2022年1月15日(土)・16日(日)
愛知県 愛知県芸術劇場 大ホール

※2022年秋に中国ツアーを予定。

原作:漫画「北斗の拳」(原作:武論尊、漫画:原哲夫
作曲:フランク・ワイルドホーン
演出:石丸さち子
脚本・作詞:高橋亜子
振付:辻本知彦、顔安

キャスト

ケンシロウ:大貫勇輔
ユリア:平原綾香May'n
トキ:加藤和樹小野田龍之介
シン:植原卓也上田堪大
リュウケン ほか:川口竜也
トウ・トヨ:白羽ゆり 
マミヤ:松原凜子
レイ / ジュウザ:伊礼彼方上原理生(交互に役替わりで出演)
ラオウ:福井晶一宮尾俊太郎

バット:渡邉蒼
リン:山崎玲奈、近藤華
リハク ほか:中山昇
青年ラオウ ほか:一色洋平
ライガ ほか:後藤晋彦
フウガ ほか:田極翼
青年トキ ほか:百名ヒロキ
ダグル ほか:宮河愛一郎
ミスミ ほか:安福毅

飯作雄太郎、岩瀬光世、輝生かなで、坂口杏奈、澄人、内木克洋、中野高志、原広実、妃白ゆあ、福田えり、藤田宏樹、LEI'OH

※山崎玲奈の「崎」は立つ崎(たつさき)、辻本知彦の「辻」は1点しんにょうが正式表記。

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(c)武論尊・原哲夫/コアミックス 1983 版権許諾証GS-111

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