勝地涼&仲野太賀主演「いのち知らず」開幕に岩松了「演者の吐く言葉を体感して」

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M&Oplaysプロデュース「いのち知らず」が、本日10月22日に東京・本多劇場で開幕した。

M&Oplaysプロデュース「いのち知らず」より。(撮影:宮川舞子)

M&Oplaysプロデュース「いのち知らず」より。(撮影:宮川舞子)

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M&Oplaysプロデュース「いのち知らず」より。(撮影:宮川舞子)

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岩松了の新作「いのち知らず」は、山間の研究所で門番として働く2人の若者と、その施設に雇われている年配の男の交流を通して、“いのち”の意味と男同士の“友情”の真価を問うサスペンス。勝地涼仲野太賀が主演を務め、門番・ロク役を勝地、門番・シド役を仲野、先輩の門番・モオリ役を光石研が演じる。そのほか新名基浩、岩松が出演者に名を連ねた。

岩松は「今回は女優のいない、男っぽい芝居を突き詰めた、初の男性のみの作品です。いつもと違う脚本を書いているような、霧の中をさまよっているような、そんな感覚で書き上げました」と話し、「少ない人数で人間性を醸し出す、見ごたえのあるセリフ劇です。テーマである『いのち』『友情』をどう演じるのか。演者の吐く言葉を体感してください」とメッセージを送った。

M&Oplaysプロデュース「いのち知らず」より。(撮影:宮川舞子)

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M&Oplaysプロデュース「いのち知らず」より。(撮影:宮川舞子)

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勝地は「横にいるのが太賀で本当によかった!」と仲野に厚い信頼を寄せ、「やっぱり岩松さんは天才です。男の友情の中にある嫉妬に共感する部分もあるかと思います。その瞬間、そのシーンの関係性やこだわりを体感していただきたいです」と呼びかける。また、仲野は「今までの演劇経験の中でも一番セリフ量が多かったのではないかと思うくらい大変でしたが、一つのシーンを作るのに勝地さんともたくさんディスカッションしながら同じ方向をむいて密度の高い時間を過ごせました」と、稽古の充実ぶりを語った。

東京公演は11月14日まで。その後、12月5日まで宮城、大阪、島根、山口、熊本、広島、愛知を巡演する。なおキャストたちからのコメント全文は下記の通りだ。

岩松了コメント

今回は女優のいない、男っぽい芝居を突き詰めた、初の男性のみの作品です。

いつもと違う脚本を書いているような、霧の中をさまよっているような、そんな感覚で書き上げました。

主演2人は本当に素晴らしく、光石さんもやればやるほど味が出る演技で、新名くんも日々成長していくし、稽古中も日々楽しかったです。

今回私は重要な役どころを演じるので、しっかりセリフを覚えなければ!と。

少ない人数で人間性を醸し出す、見ごたえのあるセリフ劇です。テーマである「いのち」「友情」をどう演じるのか。

演者の吐く言葉を体感してください。

勝地涼コメント

キャスト5人の絆を日々感じながら稽古を重ねてきました。横にいるのが太賀で本当によかった!

ピュアなロク、まっすぐなシド、愛に飢えたモオリと様々な男たちが描かれた今作は、読めば読むほど深みにハマって。やっぱり岩松さんは天才です。

男の友情の中にある嫉妬に共感する部分もあるかと思います。その瞬間、そのシーンの関係性やこだわりを体感していただきたいです。

観劇後の帰り道に、ふと自分にフィードバックしてくる作品になっています。楽しみにしてください。

仲野太賀コメント

1つ1つやるべきことを日々習得してゆくというあっという間の稽古でした。

今までの演劇経験の中でも一番セリフ量が多かったのではないかと思うくらい大変でしたが、一つのシーンを作るのに勝地さんともたくさんディスカッションしながら同じ方向をむいて密度の高い時間を過ごせました。

お芝居しやすい本多劇場でお客様の前で演技できることに役者として興奮すると共に喜びをかみしめています。

ぜひ生で体感できるお芝居を存分に楽しんでもらえたら嬉しいです。

新名基浩コメント

あっという間の稽古期間でした。なかなかない男性5人の芝居に身が引き締まる思いです。

主演の2人からはこの作品にかけるエネルギーを日々感じております。

稽古後に、光石さんと芝居の話をしながら帰る時間がとても貴重でした。

母と子の独特なねじれた関係性や距離感を感じながら演じていきたいと思っています。

見ごたえのある5人芝居、生のやり取りをぜひ劇場でお楽しみください。

光石研コメント

初日が目の前に迫っているので、今はやるしかない!という気持ちでいっぱいです。

5年振りという久々の舞台ですので、一から始める感覚でドキドキしたり怖かったり色んな感情が折り重なっていました。5人芝居という事でセリフ量も多く共演者の若い瞬発力や順応性についていくのがとても大変でしたが、とても勉強になりました。

カップルのような主演二人の掛け合いがとても魅力的な作品です。その二人をおせっかいでかき乱すのを楽しんでもらえたら嬉しいです。

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M&Oplaysプロデュース「いのち知らず」

2021年10月22日(金)~11月14日(日)
東京都 本多劇場

2021年11月18日(木)
宮城県 電力ホール

2021年11月20日(土)・21日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

2021年11月23日(火・祝)
島根県 島根県民会館 大ホール

2021年11月25日(木)
山口県 山口市民会館 大ホール

2021年11月28日(日)
熊本県 熊本県立劇場 演劇ホール

2021年11月30日(火)
広島県 JMSアステールプラザ 大ホール

2021年12月4日(土)・5日(日)
愛知県 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール

作・演出:岩松了
出演:勝地涼仲野太賀新名基浩、岩松了、光石研

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※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

読者の反応

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熊井玲 @rei720

岩松作品の中で「二度目の夏」がとても好きなのだけど、時間の描き方、言葉のかかり方が「いのち知らず」はまたさらに面白かった。少しずつ言葉の輪郭がはっきりしてくるスリリングさが心地よかった。 https://t.co/j1gyUK3jbn

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