舞台「2つの『ヒ』キゲキ」が、去る10月7日に東京・新国立劇場 小劇場で開幕した。
水野が脚本・演出を手がける2幕「テクタイト」では、とある舞台公演の千秋楽の様子が展開。謎に包まれた主演俳優の過去が暴かれ、誰もが混乱する中で千秋楽公演の幕が開く。しかしある瞬間、時間の狭間でみんなが劇場に取り残されてしまい……。
開幕に際し水野は「脚本、演出、出演を担当したので、ずっと鼻血が出そうでしたし、禿げそうで、切り替えが思うようにいかないことがありましたが、キャストの皆さんに助けてもらってここまで楽しく作り上げられました。とても観やすい尺になっています。劇場に来られるのが難しい方は配信でも、ぜひ観ていただけたらと思います」と語り、矢島は「お客さまにはこれが応援歌になるかはわかりませんが、この時代にあった『生きるとはなんぞや』という作品2つが1つになっていると思います」とコメント。キャストの
公演は10月14日まで。なおConfetti Streaming Theaterでの配信も行われ、8日18:30開演回は15日23:59まで、明日12日18:30開演回は119日23:59までアーカイブ配信される。
水野美紀コメント
今回は、矢島さんの作品と私の作品という全く違う毛色の2本を並べて上演するという珍しい試みを行っています。読み応えのある短編小説を2編読んだような、そんな読後感を味わっていただけたらと思います。私は、通常は2時間弱の脚本を書きますが、今回は1時間強に凝縮して詰め込むという挑戦をしています。そのスピード感は今の時代にも合っているのかなと思いますし、きっと楽しく観ていただけるのではないかと思います。脚本、演出、出演を担当したので、ずっと鼻血が出そうでしたし、禿げそうで、切り替えが思うようにいかないことがありましたが、キャストの皆さんに助けてもらってここまで楽しく作り上げられました。とても観やすい尺になっています。劇場に来られるのが難しい方は配信でも、ぜひ観ていただけたらと思います。
矢島弘一コメント
私の書いた1幕は、校内のヒエラルキーに巻き込まれた女子高生が、とある事件に遭遇し、それをきっかけにして成長していく姿を描いた物語です。主演は剛力さんで、桜子という世間でいうと面倒臭いタイプの女性の役です。彼女は、生きにくい世の中で自分自身がどう生きていこうか、ずっと葛藤しています。世の中に対する皮肉を盛り込んだ作品です。今回、どちらもエネルギッシュな作品になっていると思います。お客さまにはこれが応援歌になるかはわかりませんが、この時代にあった「生きるとはなんぞや」という作品2つが1つになっていると思います。総合して、両方セットで楽しんでいただけたらいいなと思っています。
和田雅成コメント
矢島さんの作品では、主人公・桜子のクラスメートの男子を演じます。中盤では桜子に影響を与える人物です。矢島さんには、自分たちが隠している嫌な部分や人間のリアルな部分を引き出していただき、人間ってこうだよなというのをお芝居で教えていただきました。
水野さんの作品では主人公のタクトを演じています。水野さんはパワーがある方なので、演出されている時も、舞台上にいらっしゃる時も引っ張っていってもらいました。今、僕の持っているものすべてで勝負させていただいている作品になっていると思います。
剛力彩芽コメント
私が矢島さんの作品で演じるのは、常に何かに葛藤している女の子です。それは誰しもが持っている感情だと思うので、バランスよく表現できたらいいなと思います。久しぶりの制服なので、大丈夫かなと思いましたが(笑)、衣装合わせで「全然いける」と言っていただいたので安心して女子高生になりきろうと思います。
水野さんの作品の役柄は、難しい役ではありますが、根底にあるものは母性です。今回は、真逆なキャラクターを演じさせていただいているのでやりがいがあります。どちらの作品も感情がきちんと伝わったらいいなと思ってお芝居しています。
舞台「2つの『ヒ』キゲキ」
2021年10月7日(木)~14日(木)
東京都 新国立劇場 小劇場
脚本・演出:
出演:水野美紀、
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水野美紀&矢島弘一の「2つの『ヒ』キゲキ」開幕、和田雅成・剛力彩芽が実感語る(コメントあり)
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