劇団唐ゼミ☆「唐版 風の又三郎」を浅草花やしき裏で再演、出演に丸山正吾・鳳恵弥ら

劇団唐ゼミ☆ 第30回特別公演 延長戦「唐版 風の又三郎」が明日10月12日から17日まで東京・浅草花やしき裏 特設テント劇場で上演される。

これは、唐十郎「唐版 風の又三郎」を唐ゼミ☆の代表・中野敦之が演出するもの。唐ゼミ☆は昨年11月に同作を劇団創立15周年公演として上演したが、今回は“延長戦”と題し、6月に死去した“アングラの女王”こと李麗仙の追悼公演として再演する。

宇都宮のホステス・エリカは、航空自衛官・高田三郎に恋をするが、高田は隊の戦闘機を乗り逃げし、海の藻屑と消えてしまった。エリカは彼の死の謎を追って代々木の帝國探偵社にたどり着く。探偵社が女人禁制のため、男装して探偵たちに迫るエリカだったが、名前を聞かれ、とっさに“風の又三郎”を名乗ってしまう。そんな中、精神病院を脱走した熱烈な宮沢賢治読者の青年・織部は、男装のエリカを見かけて「風の又三郎さんではありませんか？」と問いかけ……。

出演者には唐ゼミ☆メンバーのほか、丸山正吾、鳳恵弥らが名を連ねた。