「ジャック・ザ・リッパー」木村達成・小野賢章らキャストが劇中ナンバーを歌唱

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ミュージカル「ジャック・ザ・リッパー」の歌唱披露会が、昨日8月26日に行われた。

ミュージカル「ジャック・ザ・リッパー」歌唱披露会より。

ミュージカル「ジャック・ザ・リッパー」歌唱披露会より。

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木村達成

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小野賢章

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歌唱披露会には、ダニエル役の木村達成小野賢章、アンダーソン役とジャック役の加藤和樹、アンダーソン役の松下優也、ジャック役の堂珍嘉邦、グロリア役のMay'n、ポリー役のエリアンナ、モンロー役の田代万里生、そして演出の白井晃が出席。小野、加藤、田代が「最後のチャンス」、木村とMay'nが「もしかしたら」、田代が「特ダネ」、エリアンナが「捨てられたこの街に」、松下が「俺はこの街が嫌いだ」、加藤と堂珍が「こんな夜が俺は好き」と、劇中のナンバーを披露した。

加藤和樹

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松下優也

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堂珍嘉邦

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本作について、白井は「登場人物はとても一途で、“止められない感覚”があります。それが今の我々の状況で、生きることを止められない感覚と繋がるのではないでしょうか」とコメント。木村は「ある歌詞の中で『もう止められない』と歌う部分があって、それがすごく僕の背中を後押してくれる印象的な歌です。もう後戻りできない、突き進むしかないという覚悟をくれます」と思いを口にする。また小野は「稽古場で役を追い込んでいくと、グロリアに対しても愛情だけでなく怒りなども芽生えてきて、日々の変化を感じています。自分自身の課題も変化しているので、ひとつずつクリアしていきたいです」と意気込んだ。

続く加藤は、アンダーソン役について「彼の心の中にある光と闇を意識してやっていきたい」、ジャック役については「つかみどころがない役で、彼がなぜ娼婦たちを手にかけていくのかを紐解きつつ、彼が持つ狂気性を、彼に寄り添いながら見つめていかなければと思っています」とそれぞれ語る。松下は「台詞が少ない分、どうやって表現するかを考えがちになりますが、今回はポリーの歌や芝居に引っ張られて、居心地がよく演じられています」、堂珍は「これから本番初日までに、さらにジャックの気持ちにダイブしていきます!」と開幕に向けての心境を述べた。

さらにMay'nは「大切なものを信じて、未来に向かって歩んでいく!というグロリアの姿に、とても共感しながら演じています」、エリアンナは「ポリーが娼婦として生きるために鎧を取って気持ちを吐露するシーンで、アンダーソンに寄りかかったら、感情があふれて涙が出そうになりました。ポリーの気持ちの根源が感じられた、ブレイクスルーの瞬間でした」と役どころについて言及。

田代は「モンローは快楽として特ダネを求めながら終始ワクワクしているので、常に楽しそうです。稽古が佳境を迎えるなか、どんどん元気になっていく感覚があって、このエネルギーを劇場で爆発させたいです」と目標を掲げた。なお歌唱披露会のダイジェスト映像が、ホリプロステージの公式YouTubeチャンネルで公開されている。

「ジャック・ザ・リッパー」の公演は、9月9日から29日まで東京・日生劇場、10月8日から10日まで大阪・フェニーチェ堺 大ホールにて。

白井晃 コメント

韓国でロングランされている大人気作品ですが、いまの我々が台本と音楽から感じられるものを、自分たちの肉体に即した物語としてお届けしたいです。

実際の未解決事件から想起して書かれましたが、なぜこんなにも長く、我々の中に記憶が残っているのかをヒントに、描いていこうと思っています。登場人物はとても一途で、“止められない感覚”があります。それが今の我々の状況で、生きることを止められない感覚と繋がるのではないでしょうか。

木村達成 コメント

ある歌詞の中で「もう止められない」と歌う部分があって、それがすごく僕の背中を後押してくれる印象的な歌です。もう後戻りできない、突き進むしかないという覚悟をくれます。グロリアに対してもともとある前のめりな気持ちを後押ししてくれると共に、さらには悪に走る後押しすらもしてしまう。

あと個人的にマント捌きをやってみたいと思っていたら、白井さんの方からその歌の終わりでやってほしいと言われて、自分の気持ちが通じたようで嬉しかったです。

小野賢章 コメント

稽古を始めた頃は、歌や動きなど、やらないといけないことに必死になっていましたが、ようやく体になじんできました。稽古場で役を追い込んでいくと、グロリアに対しても愛情だけでなく怒りなども芽生えてきて、日々の変化を感じています。自分自身の課題も変化しているので、ひとつずつクリアしていきたいです。

加藤和樹 コメント

アンダーソンは、一匹狼なところもありながら、本心を伝えたくても伝えられない不器用さがあります。僕自身は器用ではないので、そういうところには共感しつつ、彼の心の中にある光と闇を意識してやっていきたい。

ジャックはつかみどころがない役で、彼がなぜ娼婦たちを手にかけていくのかを紐解きつつ、彼が持つ狂気性を、彼に寄り添いながら見つめていかなければと思っています。

松下優也 コメント

アンダーソンという人物の内面が見えるのは、ポリーと一緒にいるときだと思っていますが、その場面は多くないうえに、言葉数も少なく2人で歌っているわけでもないんです。

台詞が少ない分、どうやって表現するかを考えがちになりますが、今回はポリーの歌や芝居に引っ張られて、居心地がよく演じられています。

堂珍嘉邦 コメント

ジャックという人間を演じるとき、人をたきつけることだったり、悪の心そのものに染まり、自分以外の人間に移り変わることで快感につながることを、もっともっと増やすと、ジャックというキャラクターに厚みが出ると思っています。これから本番初日までに、さらにジャックの気持ちにダイブしていきます!

May'n コメント

May'n

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グロリアが最初ダニエルと出会って、ロンドンから抜け出すんだという、力強い前向きさには、私も心が震えますし、自分自身が夢を信じて一人で上京してきた気持ちも思い出します。大切なものを信じて、未来に向かって歩んでいく!というグロリアの姿に、とても共感しながら演じています。

エリアンナ コメント

エリアンナ

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私は、人間らしい感情的でロマンスのある役を演じたことがあまりなかったので、ポリーという役はチャレンジだと思っています。

ポリーが娼婦として生きるために鎧を取って気持ちを吐露するシーンで、アンダーソンに寄りかかったら、感情があふれて涙が出そうになりました。ポリーの気持ちの根源が感じられた、ブレイクスルーの瞬間でした。舞台は、誰かと一緒に作り上げていくものだと改めて体感しています。

田代万里生 コメント

田代万里生

田代万里生[拡大]

新聞記者であるモンローが、「ジャック・ザ・リッパー」という言葉を世に広めていくように、僕らのミュージカル「ジャック・ザ・リッパー」を早く皆様にお届けしたいです。

他の役は苦悩していることが多いけれど、モンローは快楽として特ダネを求めながら終始ワクワクしているので、常に楽しそうです。稽古が佳境を迎えるなか、どんどん元気になっていく感覚があって、このエネルギーを劇場で爆発させたいです。

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ミュージカル「ジャック・ザ・リッパー」

2021年9月9日(木)~29日(水)
東京都 日生劇場

2021年10月8日(金)~10日(日)
大阪府 フェニーチェ堺 大ホール

作曲:Vaso Patejdl
作詞:Eduard Krecmar
脚本:Ivan Hejna
演出:白井晃
翻訳:石川樹里
訳詞:高橋亜子
音楽監督:島健

キャスト

ダニエル:木村達成小野賢章
アンダーソン:加藤和樹松下優也
ジャック:加藤和樹、堂珍嘉邦
グロリア:May'n
ポリー:エリアンナ
モンロー:田代万里生

朝隈濯朗、伊佐旺起、石井雅登、齋藤桐人、常川藍里、水野栄治、森内翔大、りんたろう / 碓井菜央、岡本華奈、熊澤沙穂、香月彩里、菅谷真理恵、ダンドイ舞莉花、永石千尋、橋本由希子

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