幻灯劇場「盲年」開幕、藤井颯太郎「鋭くなってしまった破片を拾おうとする手を愛おしむ」

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幻灯劇場「盲年」が、本日8月27日に京都・京都芸術センター 講堂で開幕する。

幻灯劇場 第9回公演「盲年」より。(撮影:中谷利明)

幻灯劇場 第9回公演「盲年」より。(撮影:中谷利明)

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幻灯劇場 第9回公演「盲年」より。(撮影:中谷利明)

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幻灯劇場 第9回公演「盲年」より。(撮影:中谷利明)

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藤井颯太郎が脚本・演出を手がける「盲年」は、幻灯劇場が2019年に初演し、第25回劇作家協会新人戯曲賞の最終候補に選出された作品。観世元雅による能「弱法師」を下敷きに、現代社会における家庭内暴力や犯罪を扱った物語を描く。

幻灯劇場 第9回公演「盲年」より。(撮影:中谷利明)

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幻灯劇場 第9回公演「盲年」より。(撮影:中谷利明)

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地下鉄のホームで電車を待っていた裁判官の徳丸透は、15年前に捨てた息子・春(しゅん)が向かいのホームに立っているのを見つける。春の目が見えないことに気付いた裁判官は、赤の他人を装いながら「一緒に住まないか」と誘い……。

開幕に際し、藤井は「アナタが誰かのお気に入りの皿だとして、うっかり落とされ不本意ながら割れてしまったとして、がっかりしながら拾おうとした所、その肌を切ってしまった。みたいな。そんな作品になりました。鋭くなってしまった破片を拾おうとする手を愛おしむ話です」とコメントした。

上演時間は1時間30分を予定。京都公演は8月29日まで行われ、9月30日から10月4日まで東京・こまばアゴラ劇場で上演される。東京公演分のチケット予約は8月29日にスタート。

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幻灯劇場 第9回公演「盲年」

2021年8月27日(金)~29日(日)
京都府 京都芸術センター 講堂

2021年9月30日(木)~10月4日(月)
東京都 こまばアゴラ劇場

脚本・演出:藤井颯太郎
出演:村上亮太朗、橘カレン、松本真依、鳩川七海、本城祐哉、谷風作、藤井颯太郎

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