“怖がりながら最後まで書き続けた”、幻灯劇場「盲年」京都・東京ツアー公演

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幻灯劇場「盲年」が、8月に京都、9・10月に東京で上演される。

幻灯劇場 第9回公演「盲年」チラシ表

幻灯劇場 第9回公演「盲年」チラシ表

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幻灯劇場の第9回公演となる今回は、同団体が2019年にも上演した藤井颯太郎「盲年」が披露される。第25回劇作家協会新人戯曲賞の最終候補に選出された本作では、観世元雅による能「弱法師」を下敷きに、現代社会における家庭内暴力や犯罪を扱った物語が展開。地下鉄のホームで電車を待っていた裁判官は、15年前に捨てた息子が向かいのホームに立っているのを見つける。息子の目が見えないことに気付いた裁判官は、赤の他人を装いながら「一緒に住まないか」と誘い……。

藤井は「この物語を書いているとき、少し自分が怖くなった。紛れもなく自分から出てきたはずの登場人物や言葉が、自分の中の倫理観を力強く壊していくのを感じた。それでも、この物語に登場する全員が、いとおしく、身近に感じられたので、怖がりながら最後まで書き続けた。ホラーではありません。あなたの身近な人のお話です」とコメントしている。

公演は8月27日から29日まで京都・京都芸術センター、9月30日から10月4日まで東京・こまばアゴラ劇場で行われる。京都公演分のチケット予約受付は、本日7月21日にスタート。東京公演分のチケット予約受付は、8月下旬に開始される。

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幻灯劇場 第9回公演「盲年」

2021年8月27日(金)~29日(日)
京都府 京都芸術センター

2021年9月30日(木)~10月4日(月)
東京都 こまばアゴラ劇場

脚本・演出:藤井颯太郎
出演:村上亮太朗、橘カレン、松本真依、鳩川七海、本城祐哉、谷風作、藤井颯太郎

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