ハイビー、“桶ダンス”やります！「少年たち」佐藤龍我が井上瑞稀に土下座

「少年たち 君にこの歌を」の製作発表記者会見が昨日7月15日に東京都内で行われ、同作の主演を務めるHiHi Jetsと美 少年らが出席した。

1969年の初演以降、幾度も上演が重ねられてきた「少年たち」は、少年刑務所を舞台としたシリーズ。「少年たち」史上初めて東京・新橋演舞場で上演される今作には、同劇場初主演のHiHi Jetsと美 少年が出演するほか、Eternal Producerに故・ジャニー喜多川、演出に滝沢秀明がクレジットされている。

それぞれ紺色と紅色を基調とした衣装を着用し、笑顔で会場入りしたHiHi Jetsと美 少年のメンバーたち。まずHiHi Jetsの高橋優斗が「ジャニーさんの愛した『少年たち』に僕たちなりの解釈を加えて、新しい『少年たち』をお届けできるように精一杯がんばっていきます」と口火を切る。続く井上瑞稀は「僕たちが持っている少年性を大切にしながら、丁寧に作り上げていきたい」、橋本涼は「どんなときもジャニーさんがそばにいてくれると思ってがんばりたい」、猪狩蒼弥は「Snow ManとSixTONESの皆さんから後を継がせていただいたのは、すごく大きいこと。責任感を持って全力で臨めたら」、作間龍斗は「先輩たちから受け継いだバトンを次に渡せるように、『今年の少年たちも良かった』と言ってもらえるように、自分たちなりの力を尽くして、良い舞台にしたいと思います」と五者五様の意気込みを語った。

続いて美 少年のメンバーがあいさつ。しかし、トップバッターの岩崎大昇が「僕たちHiHi Jetsは……」とグループ名を言い間違えてしまうというハプニングが発生。なんとか立て直した岩崎が「自分たちのカラーを大切に、HiHi Jetsと美 少年だからこそできる舞台を作っていきたいです！」とアピールするも、次の佐藤龍我も「僕たちHiHi Jets……じゃなかった！」と連続で言い間違えてしまい、報道陣の笑いを誘った。

和やかなムードが漂う中、那須雄登は「『少年たち』、ついに僕たちの番になりました。ここにいる2グループで精一杯がんばります」、浮所飛貴は「ジャニーズの登竜門と言われている『少年たち』に出演させていただけて光栄です」、藤井直樹は「公演を無事に終えて、ジャニーさんに『良い舞台を作ることができました』と報告できるようにがんばります」、金指一世は「最高の、新しい『少年たち』を作れたらと思います」と本作に懸ける思いを明かした。

それぞれの役も決まり始めているようで、高橋が「確定とは言い切れないのですが……」と前置きしつつ、「作間は詐欺師の予定です」と暴露すると、作間が「違う違う。俺は窃盗犯（笑）」と訂正。間髪入れずに浮所が「違います！ 詐欺師は僕です！（笑）」と発言し、会場を沸かせる。

また、「少年たち」の伝統となっている“桶ダンス”のシーンは今回登場するか？と問われるひと幕も。メンバーを代表して高橋が「現段階では、“桶ダンス”、あります。ハイビー、“桶ダンス”、やります！」と宣言。レポーターが「“桶ダンス”に自信のない方はいらっしゃいますか？」と問いかけると、メンバーの中でも小柄な藤井が静かに手を挙げ、「“桶ダンス”のシーンでモザイクの代わりになる板があるんですけど、僕とみんなは身長が違うので低めに設置してもらえたら……（笑）」と不安を吐露した。「逆に自信のある人は？」という質問に対し、メンバーたちは口々に「金指くんじゃない!?」と回答。それを受けた金指が「この中で一番年下なので、かわいらしい“桶ダンス”を見せられたらと思います」と笑顔を見せると、対抗心を燃やした橋本が「私、橋本涼、漢らしい“桶ダンス”を見せたいと思います。体を鍛えます」とキリッとした表情で答えた。

「少年たち」に出演してきたグループがCDデビューを果たしていることを踏まえ、デビューへの意欲を聞かれた岩崎が「今回『少年たち』に出演できるということは、僕たちもデビューが決まったということで……（笑）」と冗談めかしたり、佐藤が歳上の井上を呼び捨てにするシーンがあるということで、本番に向けて練習してみたりと、会見は終始楽しげな雰囲気のまま進行。意を決して「おい、瑞稀！」と井上を呼び捨てにした佐藤が「本当にごめんなさい！」と土下座する姿を、メンバーたちは温かい表情で見守っていた。

「少年たち 君にこの歌を」の公演は9月5日から27日まで新橋演舞場で行われ、チケット販売は8月21日10:00に開始される。